頑張りすぎな紫耀くん－第3章－ (ページ27)

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K

今日は朝から皆家におります

何故かって？

本当は全員撮影があったんだけど、紫耀が夜中に突然39度の高熱出しちゃって…

夜間救急連れていったら｢疲労からくる熱｣って事ですぐ帰された…酷くね？

スタッフさんからは｢紫耀くん抜きの所だけでも先に撮りたい｣って言われたんだけど

余りにも紫耀の意識がハッキリしてなくて一人にするには結構ヤバい状態だから、全員後日にして貰った

熱を出してから約一日

もう夜の22時になるんだけど、紫耀の熱は未だに39度をキープしたまま

今まで紫耀は何回も熱出してるけど、丸一日39度から下がらないなんて初めて

本人もあまり経験してないのか、ガチ目でぐったりしててすぐ泣いちゃう

少し前までは、話し掛けても何も反応してくれなかったけど

今になってやっと首を振って応答できるようになったくらい

岸｢紫耀～…氷枕替えるね。よいしょ…｣

置くために頭を持ち上げたら思ったよりも頭がだらんとなっちゃって、少し怖くなった

平｢はぁ、はぁ…ぅー…っ…ﾋｯｸ…｣

また泣き出しちゃった…

ここまで弱ってるのは初めてかも…

岸｢しんどいね、よしよし…もう少し頑張ろうね…｣

平｢は…ｯ…ｸﾞｽｯ…ふぇ…っ…はぁ、はぁ…ｹﾎｯｹﾎｯ｣

今日は台風のせいで雨風雷ヤバいし、色々最悪だ…

ｶﾞﾁｬ

神｢紫耀の具合どう？｣

岸｢全然…さっき測ったけど39.5℃…｣

岩｢むしろ昨日より上がってるじゃん…｣

入ってきたのは神宮寺といわげん

さっきまではKingの2人と看病してたけど、今は寝に行った

俺？

俺は寝ないよ、だって…

いわげんは誕生日的には紫耀より上だけど、歳は同じじゃん？

だから本当の歳上は俺しかいないわけ

歳上として、ずっと寄り添ってやらないと

平｢はぁ…、はぁ…ｸﾞｽ…ｯ｣

ｷｭ

手を軽く握られた気がして目線を移すと

紫耀が弱々しく俺の手を握ってた

不安、なのかな…

岸｢大丈夫。ちょっと頑張り過ぎちゃったね。もう少し安静にしてれば楽になるからな。｣

解けないようにｷﾞｭｯと握り直して、ふわふわと頭を撫でた

神｢岸くん、寝なくていいの？｣

やっぱそれ聞かれるよね、

岸｢あぁ、俺はいーの。普段、リーダーでもないのに俺らまとめてくれるの紫耀だし…こういう時じゃなきゃ俺はリーダーとしてやってやれる事ないんだよ。｣

神｢ふーん…｣

岩｢地味にいい事言うのやめて。｣

岸｢い、いいだろたまには！！｣