頑張り過ぎな紫耀くんー第12章ー

5 ページ7

平野side

岸｢落ち着いた？｣


平｢......｣ｺｸ


岸｢よし、じゃあリビング行って温かい飲み物飲もっか。立てる？｣


立とうと力を入れてみるも、何故か全然力が入んない


岸｢力入んないか。んじゃあ.....っしょ！｣ﾌﾜｯ


お姫様抱っこ、、？


恥ずかしいけど......抵抗する気力もないや...









岸｢到着〜..｣


ゆっくりソファの上に降ろされて、その隣に岸くんも座る


岩｢しょお、ココア作ったから飲みな？｣


平｢..ぁりがと...｣


湯気がユラユラ立ってるココアを口に含むと、寒い玄関にいて冷えてた身体が徐々に暖まってくる





ふわっ

高｢紫耀の部屋から毛布持ってきたよ。｣


平｢...あったかぃ。｣


高｢ふふ。良かった！｣


隣に岸くんと、廉
前に海人と玄樹とじんも座ってて、何か安心する


岸｢さーてと、、紫耀？｣


平｢...？｣


岸｢....紫耀は、雷と...あと、暗い場所苦手？｣


平｢ｯ、、｣


今まで、ずっと雷と暗い場所が苦手な事を隠してきた

けど......あんなとこ見られたら、もう........言うしか、ないよね


平｢....子供の、時から......雷と、暗い場所が....怖い。｣


岸｢そっか.....その理由って教えて貰える？｣


理由.......





平｢....小学生の、とき、に...＿＿｣


．









．









．









．




岩｢そんな事が....｣


話し終えた頃には、身体の震えが止まらなくなってきた
それを見兼ねてか、岸くんと廉が横からソッと抱き締めてくれる


永｢子供の時にそんな光景、しかも1人で目撃して......怖かったな、、｣


平｢ｸﾞｽｯ...こわ、かっ..た....｣


岸｢今まで、そんなこと1人で抱えてきて...辛くなかった？｣


そりゃ...なるべく怖がらないようにする、とか....もし変な所見られたら怖い、とか....色々あったけど、、


平｢っもし...笑われ、たら...ｸﾞｽ....や、だった...｣


高｢..笑う訳ないよ、そんな...｣


平｢え...？｣


高｢だって、そんな辛い過去があっての苦手なことだもん。笑うなんて、おかしいよ.....そんなのっ、俺の虫嫌いの方がダサいって！普通に！｣


「「「「ははっ笑」」」」


神｢そりゃそうだろ笑｣


永｢当然やな笑｣


皆は、馬鹿にせずにちゃんと受け止めてくれるのに、何で今まで...恐れてたんだろう

そんな心配、絶対に無かったのに


これから、迷惑になっちゃうことあると思うけど...何かあった時は、また


助けてください。


end

�� 記憶喪失→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す