頑張り過ぎな紫耀くんー第12章ー

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平野side

何だか廉以外の4人に会うのが、凄く.....怖いんだ

もし、まだ信じて貰えてなかったら。
もし、まだ怒っていたら。

何か「もしも」の事が有り得るのならば、信用しきってる、廉とだけ居る方がマシ、、


平｢..お風呂、なら。｣


永｢そしたら早速行こか！立てる？｣


熱はあるって言っても昨日から高い方じゃないから、普通に立ち上がって廉を先頭に歩き出す
いつ見ても、この骨折した右腕が憎くて憎くて堪らない....。


永｢じゃあ上の服まず脱ぐか。えーっと、これは.....まず左腕上げられる？｣


左腕を上げると服がスルッと抜けて、そのまま右の方も慎重に脱がしてくれた


永｢まだちょっと待ってな。｣


平｢ん。｣


ギブスの上からタオルを巻いて、その上にビニール袋を被せられて輪ゴムとテープで密封された


永｢お待たせ。下はまぁ...ふろ場ん中入ってから脱いでもええし。俺はちょっとリビング行ってくるから。｣


平｢分かった。｣


永｢あ、タオルと下だけ置いておくからさ！長湯はあかんから少し入って拭いて、下だけ履けたら履いといて？｣


平｢うん。｣


永｢じゃあまたなー。｣



平｢........はぁ、｣


着替えを手伝って貰って、お風呂の準備して貰って、きっとご飯も食べさせて貰って、、


何も出来ない.....だめだめ、だよな...








ﾁｬﾌﾟﾝ..

平｢....ぁーーーーーー｣


．









．









．









．

あの後、廉が来てからお風呂を出て、特に4人がどうだったー。とかの話はせずお昼ご飯の時間になった


永｢テレビはー...ヒル○ンデスでええか。じゃあいただきまーす。｣


平｢頂きます。｣


頂きます。と言ったは良いものの、自分で食べるんじゃなくて廉がスプーンであーんしてくれる


永｢どお、美味い？｣


平｢....美味しい。｣


永｢っしゃ！俺料理下手やからさぁ、心配だったんよ笑 紫耀ならめっちゃ美味いねんけど。｣


平｢ｯ....｣


そうだよね...。俺がこんなんだから、皆のご飯も作れなくて....


永｢っあ、悪い...。骨折してる時に言う事やないよな、、｣


平｢別に....大丈夫だよ。廉、まだ食べたい。｣


永｢お、おう。......はい、｣


ご飯が終わったら一緒に病院行って、帰ったら廉と過ごして、夜になったら....自室でご飯食べて、歯磨いて、寝る。次の日になったらまたお風呂入って....の繰り返しなんだろうな、、

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