頑張り過ぎな紫耀くんー第12章ー

�� 骨折 しょうれん ページ30

永瀬side

はぁっ......はぁっ....＿＿＿


ｳｨｰﾝ...









永｢っはぁ....ｯ平野紫耀の病室って！｣


看｢か、確認致します。....204号室にな永『あざす！』


さっき紫耀のマネさんから、「平野が舞台から転落して、病院に緊急搬送された」と連絡が来て、仕事を切り上げて病院に来た


今日は紫耀、確か仕事詰めで出来んかった稽古の練習を1人でやりに行って......あの舞台から落ちた言うたら相当危ないで.....！？




ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

マ｢じゃあ......あ、永瀬。｣


永｢あ、はい....｣


近付いてみると、なぜか顔を真っ赤にさせて、右上腕にギブスを付けて首からぶら下げている紫耀の姿が目に入った


マ｢まず、幸いそこまで酷くなくて、入院の必要はない。｣


永｢良かった.....マ『けど入院一歩手前だから、当然仕事はできない。残念だけど。』え？｣


マ｢これから毎日通院して貰って、整復術っていう治療を頑張ってもらわなきゃいけない。リハビリも。腕って言うよりも手首の方が酷いみたいだから、療養中は身の回りのお世話、頼んだよ。｣


ちょっと色々あってよお分からんけど.....入院はせんけど軽い訳やあらへんから仕事は出来ひん。これから毎日通院して何か治療をする。手首が酷いから身の回りの世話をせんといかん。


ていうか、何で......落ちたんや。
大事な大事な時期やのに、、


永｢....わ、分かりました。｣


マ｢じゃあ俺はちょっと外出てるね。｣


永｢はい.......紫耀、顔真っ赤やで？暑い？｣


聞いてみるも、そっぽ向いて口を開こうとせん


永｢紫耀？｣


声を掛けて暫く待っていると、紫耀の肩が微かに震え出した


心配になってｿｰと覗いてみると、頬を涙が伝っていた


永｢え、どーし......っお仕事出来ひんの、悔しいん？｣


平｢ｯｸﾞｽ...も、そろそろっ.....帝劇、始まるｯ...｣


やっぱりな、うん。


永｢悔しいよな、少しの間お休みになって。.....どうして、落ちてまったん？｣


平｢ｯ...｣


永｢......言いたくない？｣


平｢.......ね、つ.....｣


永｢ねつ？.....えっ、熱あんの！？今！？｣


平｢....｣ｺｸﾝ


驚きながらも額に手を当てると、ほんまにめっちゃ熱かった
じゃあ、落ちた原因は.....


永｢ふらついてもうた、とか？｣


平｢...ごめ、ん....｣


永｢そっ、か.......｣

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