頑張り過ぎな紫耀くんー第12章ー

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平野side

メディアが、動き出す.........そんなの、絶対に嫌ッ...！


平｢ｯもっと！沢山話して！｣


永｢え？....わ、分かった。ちなみに頭痛は？｣


平｢変わんないっ！.....次は廉くんと俺のお話聞きたい。｣


早く記憶が戻って欲しいから、敢えて.....戻りやすそうな話題にした
それにも廉くんは、少し間を開けて頷いてくれる


永｢......俺と紫耀の出会いは、6年前やったかな。紫耀は当時15歳で事務所に入所して、関西ジャニーズJrっていう所から始めたんや。｣


平｢ぅん、｣


永｢俺と紫耀は、仲間と一緒に“まいジャニ”っていう番組にレギュラー出演しておってな？その頃は俺、紫耀が大好きでベッタベタやった。｣


ズキンッ


平｢ｯ....うん、｣


永｢俺と紫耀はずーっと一緒で.....3年後、東京でこの6人で初のお仕事をしたんや。俺と紫耀は、Mr.Kingのメンバー。ここも一緒。ずっと一緒に過ごしていて.....関西の大事な仲間とは離れてまったんやけどな、次の年の2016年。俺と紫耀、それに海人はMr.KING。優太と玄樹とじんはPrinceとして、正式に東京で活動する事になった。｣


ズキンッ

ズキンッ


平｢ｯ......｣ｺｸ


永｢.....これやと紫耀の経歴になるから、もっと俺と紫耀の2人の話するか。｣


うん.......お願いっ......


永｢最初の頃は....めっちゃ仲良しで、プライベートもよく一緒に過ごしててな。デパート行ったり、飯行ったり、色々。......俺のオススメの洋食屋行った時、紫耀...オムライスやなくてハヤシライス食うてたんやで？しかも食ったくせに不満やったらしいし笑｣


ズキッッ


平｢ぅ、ｯｯ......ぁとっ、は、、｣


洋食屋さんの話を聞いた辺りから、頭痛がどんどん激しくなってきた
けど、絶対......止めない.....ｯ


永｢ｯ....2人で誕プレ買いあった日。あの日は思い出の日やな。お互いに好きなやつを買いあって、プレゼントするって事になってて....貰った革のキーケースかな。それは大切にしてて、3年くらい使ってた。｣


ズキンッッズキンッッ


平｢うッ....ﾊｧ....ｯうん....｣


まだ、まだ.....これくらいじゃ、まだ戻れない、、！


永｢.......それとは別やけど、クロムハーツのおソロのネックレスも買ったな。俺がシルバー、紫耀がゴールド。俺は今、違うやつ付けとるけど....紫耀は未だに大切にしてくれとるよね。｣


平｢ｯ、え、？｣


胸元を指さされたから見てみると、ゴールドの十字架に似てるネックレスが掛かってた

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