頑張り過ぎな紫耀くんー第12章ー

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平野side

今朝、先生から言われたけど、、


僕って、交通事故に遭って......記憶喪失になったの...？








ｶﾞﾗｶﾞﾗ

高｢おはよーっ！｣


岩｢もうおはようの時間じゃないよ笑｣


この人達.......


平｢....昨日、の、、｣


岩｢うん。昨日の人達。昨日は凄い無神経な言葉言ったりしてごめんね...｣


無神経な、言葉......この人じゃないけど、胸倉掴まれたり、頬叩かれたりもした、、


ちょっと..

平｢っ...怖い、です..｣


高岩「「ｯｯ...」」


あ...まただ、この顔...


平｢......すみません。｣


高｢あっ..ううん！昨日はちょっと俺ら、気が動転してて.....廉なんか、頬叩いちゃってね！笑｣


平｢れん..？｣


高｢っえ？し、知ってる？｣


“れん”って、何か......懐かしいような、、









ズキッ

平｢ｯ.....知らない、です。｣


やっぱ、知らないや


そんな名前、聞いたことない


高｢そ、そっか.....と、取りあえず！昨日の俺達、本当におかしくって....これから、仲良くして貰える、、？｣


岩｢これから、徐々に自分のことと俺達のこと、それに他のことも。ゆっくり一緒に覚えていこう？｣


僕のこと


この人達のこと


他のこと









平｢..嫌、ですｯ....｣


岩｢ｯ..どうして、、？｣


もし、自分が凄い酷い人間だったら.....もし、嫌われてる人間だったら........このまま、知らない方がマシだよ、、



平｢嫌ですｯ.....や、だっ...怖い....知りたく、ないｯ...｣









．









岩｢分かった。｣


平｢......｣


高｢ｯけど！！｣


けど、、？


高｢せめてっ....友達には、なってくれる、？俺達ね、紫耀...君のことが大好きだったの。色々知るのはまだ良いから、せめて俺達のことを信用して欲しいｯ....何か辛いことあったら絶対助けるから！相談だって乗るから！｣


僕のことが、大好きだった....？
本当に、、？


高｢.....って言っても、すぐには、、無理だよね...｣


岩｢記憶ないのに、大好きなんて言われても.....混乱しちゃう、よね。｣


平｢ぁ....｣


じゃあ.....









平｢ｯ自分のこと、知れれば......大好きの理由、分かりますか...？｣


高｢え、、？｣


色々な事を知るのが怖かった


けど.......何で、僕がこの人達に大好きって思われてるのか、気になる......自分の事が、気になる......




平｢っ、教えて......下さい。｣

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