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平｢……ん、、｣
あれ？
ここ、俺の家…？
高｢紫耀！寝ちゃったから家に皆で来たの。覚えてる？｣
そりゃ全部覚えてるよ
何故かお仕事をしたくなくて、泣いてたら段々息苦しくなっちゃって…
何だか玄樹の言葉に凄いホッとして息も楽になって…
それからは覚えてないなぁ
平｢…あっ、撮影は…？｣
そうだ
あのまま家に来たって事は
やっぱり中止…？
永｢撮影は、一応紫耀が体調悪くなったんでって言って帰らしてもらったで。｣
岸｢スタッフさん達も、最近特に忙しいからねって言ってたし…そこは心配すんな？｣
平｢…そっ、か。｣
あんなに仕事やりたくなかったのに
いざ延期してしまったとなると、やっぱり申し訳ない気持ちでいっぱいになる
どうすればいいんだろ…
神｢なぁ、紫耀？…最近、何かあった？｣
平｢え……いや…｣
仕事がやだって言ったら
皆、何て反応するんだろ…
怖くて、言えない…
岩｢…ちょっと、疲れちゃった？｣
平｢……ｺｸ｣
岩｢…仕事、やりたくない？｣
平｢ぇ…｣
岩｢もう、やりたくない？｣
それは絶対に違う…！
平｢違うｯ！…お仕事いっぱい出来るのも忙しいのも嬉しい…けど！最近モヤモヤして、忙しいのがたまに嫌になっちゃう……疲れもなかなか取れなくて…頭の中ぐるぐるなって、もう…何が何だか…｣
思わず思ってた事を全て口にしちゃって
怖くなって下を向いた
忙しいのは皆も同じなのに
怒られるのを覚悟してたのに、聞こえてきた言葉は意外なもので
岩｢ありがとう。｣
平｢…え？｣
岩｢紫耀のモヤモヤしてる事、言ってくれてありがとう。紫耀、一番多忙だもんね。そんなに忙しかったら誰でも嫌になっちゃう時はあるよ。だからそれは変な事じゃない。」
岩「でもね？紫耀は1人じゃない。俺らに先輩、色々なスタッフさん、それにマネージャーさんもいる。みんなみんな、紫耀の頑張りを知ってる。1人で考え過ぎちゃったら、紫耀が壊れちゃう。たまには、言いたいこと言ったり、甘えたりしてもいいんじゃないかな。｣
神｢紫耀、本当に頑張ってるからさ。少し、お休みもらったりしてもいいと思うよ。誰も文句言わないから。絶対に。｣
平｢玄樹……じ、ん…｣
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作者名：しぃ
| 作成日時：2018年9月3日 0時
