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はじまり 〜5〜 ページ5

そう言うと、女は俺を見て


「いいんですか!?ありがとうございます!それでは、これをっ…!」


肥料が入っている袋を持ち上げた途端、女はバランスを崩した


「ちょっ…!」


俺は、急いで女のもとに駆け寄り、倒れそうになっている女を支えた



「あはは…ごめんなさい…ほんとに…」



女は申し訳なさそうに、俯いたまま言った



「別に構わないが、嬢ちゃんもっと落ち着いて行動してくれ」



「あ、はい…」



「そう言えば、肥料がなんだっけ?」


俺は、女にさっき言おうとしていた事を聞くと


「あ、この肥料をあそこにある鉢植えに入れてもらってもいいですか?お花があるので、傷つけないようにお願いします」


「りょーかい」


俺は、肥料が入った袋を持ち上げ花が傷つかないように、そっと肥料を鉢植えに入れた


「こっちは終わったが、他にする事はあるかい?」


「いえ!こちらも終わったのであとは、開店を待つのみです!」


時間を見ると、開店10分前だった


「一人でやるより、二人でやった方が本当に早いんですね〜 本当に助かりました!」


女はぺこりと頭を下げると


「えっと…」


「なんだい?」


「あの、まだ、貴方のお名前を教えてもらってないと思って…」



「あー、そうだったな。俺は、鬼ヶ崎カイコク、大学生だ。」



「大学生ですかー!いいですね〜 彼女さんとかいるんですか〜?」


すると、女は楽しそうに話しかけてきた



「彼女はいないが、今は普通に大学生活を送ってるよ」


「そうなんですか〜 大学生…羨ましいな〜」


「嬢ちゃんはどうなんだい?」


「私は…「あれ、Aちゃんの彼氏さん?」


隣を見ると、買い物カゴを持った、綺麗な女の人が立っていた

時間を見ると開店時刻を過ぎていたところだった


「いらっしゃいませ!前田さん!あ、この人は彼氏ではなくて…」


そう言いかけると、女は俺を見た
なんて言えばいいのか分からないようだ


「はじめまして。俺は、この人の友人で、鬼ヶ崎カイコクって言います」


女は、少し驚いたあと俺に小さくお辞儀をした


「友人だったのね、てっきり彼氏さんかと、、ごめんなさいね〜」


「あ、今、注文してた花束を持ってきますね!」


そう言うと、女は店の奥に入って行った

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設定タグ:ナカノヒトゲノム , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:アニメ
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小花(プロフ) - すももさん» ありがとうございます!更新は遅いですが、頑張ります!! (2019年10月9日 23時) (レス) id: e9dd89ea9e (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - 初めまして!この作品のカイさんがとても好きでいつも見させてもらっています。これからも更新頑張って下さい! (2019年9月12日 18時) (レス) id: 7515d6207f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください!応援してます!ファイト! (2019年8月15日 23時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
小花(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!少しずつですが更新頑張りますね! (2019年8月15日 18時) (レス) id: 357635ecaf (このIDを非表示/違反報告)
はる - とっても面白い作品ですね!カイさんに気になる人がいるとかめっちゃ先が気になります!これからも更新頑張ってください! (2019年8月15日 10時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小花 | 作成日時:2019年7月30日 1時

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