着物男子には目が離せない女がいるようで！？

誕生日 〜6〜 ページ14

それにしても…


美味しそうに食べるな…


俺の目の前で、女は幸せな笑みをしながら食べている


「そんなにおいしいかい？」


「うん！久しぶりに食べたから！」


女は、大きく口を開けケーキを頬張っている


そして、あっという間に一切れを食べ終えた


「あ〜 美味しかったー！」


「そりゃ、よかった。残ってるケーキはお前さんのケーキだから、食べたくなったらまた食べな」


「ありがとう！！」



「それにしても…」


「ん？どうしたの？」


俺は、改めて部屋の辺りを見渡しながら


「部屋散らかり過ぎじゃないか…？」


すると、女はどこか遠くの方を見つめて、



「えー、そうかな〜、そ、そんな事ないと思うけど…」



「いや、自覚あるだろ」



すると、女は、思いっきり頭を下げて



「私、家事全般が上手く出来ないんです！！」



(ああ、知ってる…)



「んじゃ、俺もケーキ食い終わったし、片付けするか、って言いたいんだが、、」


「時間が遅いですね…」


さすがに、そろそろ帰らないとな


夜遅くまでいたら、女も嫌だろうし…



「それじゃ、片付けはまた今度「あ！それじゃ、私の家泊まる？」



俺は思った…



何言ってんだ、コイツ…？

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