13話 ページ46
貴方side
ミホークさんとワインやカクテルを飲み交わしながら、
あれやこれやと話続ける
積もり積もった話がたくさんあって、
話題が尽きることを知らない
『前にミホークさんと会ってからは東に長くいましたね
私が身を隠すのに都合が良かったので』
ﾐﾎｰｸ「誰も世界屈指の女剣豪が東にいるとは思わんだろうな…
話は変わるがAよ…
そのピアス、まだつけていたのだな」
『そう言えば、4年間つけっぱなしでしたね！
ミホークさんからピアス貰えるなんて光栄で…
私の大切なものですよ！』
ﾐﾎｰｸ「今日はチョーカーはつけていないのか？
それとも、必要が無くなったか？」
『あぁ…実は海軍に連れていかれる時に、
どこかに落としてしまったみたいで…
すみません…』
ﾐﾎｰｸ「気にするな、刺青が消えて何よりだ」
僕の耳に付いている4つのピアス…
全部4年前にミホークさんから貰ったものだ
ミホークさんの目を思わせる様な、燃える紅色…
世界一の剣豪から物を貰ったことが嬉しくて、
つけてることが一種、僕の誇りだった
チョーカーもミホークさんに貰ったものだ
そう言えば僕…自分でアクセサリーを選んだのって
インダストリアルくらいじゃないか…？
基本人から貰ったもののような気がしてきた…
1人思考している間に、ミホークさんの声で
再び意識を目の前の景色に戻す
ﾐﾎｰｸ「主、酒に強くなったか？
昔より更に煽るようになったな」
『まあ、強くないと…
昔は生きていけなかったもんで！』
酒を飲み始めて数時間…
気づいた頃には日は沈みきっていた
いつの間にか隣にいたゾロも
酒瓶を抱えたまま、寝息を立てていた…
『ミホークさん、そろそろお開きにしましょう
ゾロ寝ちゃいましたし、明日に響くと困ります』
ﾐﾎｰｸ「俺も久しぶりに酒が進んだ…
少し酔いが回ったようだ、休むとしよう」
『ゾロは私が部屋まで連れていきます』
ゾロの腕を回し、立ち上がると、
ミホークさんが不意に僕に問いかけた
ﾐﾎｰｸ「Aよ、ロロノアに何を望む？」
『…彼にですか？
少し質問の意図が分かりかねます』
ﾐﾎｰｸ「主はロロノアの恋人であろう
まだまだ主には届かぬであろうその男に…
A、お前は何を望むのだ」
『…ミホークさん』
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年3月25日 1時
