4話 ページ5
貴方side
ﾅﾐ「皆〜！！島が見えたわよ〜！！」
ﾙﾌｨ「島だー！！！！」
ｳｿｯﾌﾟ「ルフィは頼むから騒ぎを起こさないでくれよ！！」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「俺！新しい医学書を見たいんだ！」
皆のテンションが上がっていく一方で、
僕は若干の憂鬱に苛まれていた
小さくため息をついていたところを
目ざとくゾロに指摘され、
いつもの軽口を叩いて返す
船を島の裏側へ付けると、ナミの注意を聞く
ﾅﾐ「この島は海軍支部があるらしいから
出来るだけ目立たないようにね！
ログは1日で溜まるみたいだから、
明日の朝には出発よ！
それまでは自由に過ごしていいわ！」
『ナミ…僕は、行きたいところは
特には無いし船番してるよ』
ﾅﾐ「ゾロとデートしてきたら？」ｺｿｯ
『今回の島では楽しめなさそうだ
またの機会に、そうさせてもらおうかな！』
ﾅﾐ「…そう？じゃあお願いするわ！」
ｿﾞﾛ「A、行かねぇのか？」
『欲しい物もないし、今回は遠慮しとく』
そんな機会が…来ればいいんだけど…
皆が船から降りて、各々行動を開始する
人がいなくなった船上は、無音を奏でる
いつもなら心地の良い音と感じるのだが、
今回だけはどうも気がソワソワして仕方ない…
腰に差した2本の刀を無意識で撫でる
甲板で体勢を崩して空を見上げると、
サラサラと流れる風が眠気を誘う…
そういえば不寝番の後寝てなかったな
眠気を誘われるが眠ることが出来ない状況なのも事実
心音1つ1つを数えながら、
ひたすらに、仲間に何も無い事を祈っていた…
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年3月25日 1時
