祈願の果てに【after Story】 (ページ33)

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32話ページ33

貴方side

ﾙﾌｨ「Aはあいつらに人気だもんな〜！！」

『人気…なのかな…？分からないけど』

ｳｿｯﾌﾟ「ルフィはほっとけ、分かってねぇから

そう言えばA…髪どうしたんだ？」

『あぁ、これ？

御伽話の王子様が出てきたのさ』

ｳｿｯﾌﾟ「御伽話ぃ〜？」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「俺知ってるぞ！シンデレラ！」

『そうそう、シンデレラも御伽話だね』

僕の髪は、全て真っ白になった

あいつの呪いが解けたことで、

髪色は戻り、首の刺青も消えた…

ｻﾝｼﾞ「A、懐かしいね、その髪」

『サンジいつの間に…

そうだね、サンジと会った時は、

まだこの髪だったからね』

ｻﾝｼﾞ「バラティエで会った時は、

染めたのかと思ったけど…

あぁ…お姫様の呪いを解く王子は、俺が良かったな」

ｿﾞﾛ「ハッ！残念だったな、アホ王子」

ｻﾝｼﾞ「てめぇ許さねぇからな！！この3流剣士！」

『良かった…ちゃんと、戻ってこれた…』

ｳｿｯﾌﾟ「皆お前を待ってたんだからな？」

『本当、物好きな人達だね

でも、そんな人達に、僕は凄く惹かれたんだよ』

ありがとうね、皆…

もう僕を縛るものは何にもないんだ…！！

海軍だ？正義だ？…上等さ

僕を貫く為なら、誰だって相手してやるさ

…こいつらがいれば、僕は無敵な気がする

ﾌﾗﾝｷｰ「おーい！！A！！！」

『フランキー？どうしたんだ？』

ﾌﾗﾝｷｰ「お前があそこから脱出した上に、

海兵のやつの呪い？が解かれたせいで

お前が更に危険視されて、懸賞金が上がってんだよ！」

ﾅﾐ「フランキー！それ見せて！いくら！？」

新聞を広げるナミの周りに人が集まる

新聞の見出しにはほんとにいつ撮ったのか、

僕が剣を振るう手配書と共に、コメントが書かれている

【鮮血の剣士A、完全覚醒！！】

【海軍の枷を破壊！？危険度上昇！！】

【懸賞金:6億2000万ベリー】

ﾙﾌｨ「Aすげぇな！！俺も負けてらんねぇ！」

ｿﾞﾛ「絶ってぇ抜かしてやる！！」

ﾅﾐ「なんで懸賞金の額で競ってんのよ！！」

『完全覚醒か…悪くないね

もう何の不自由も無いんだ！

僕の好き勝手に生きていけるんだ！！

邪魔しに来る奴上等！全部たたっ斬ってやる！』

僕と、クルー達との航海は

まだまだリスタートしたばかりだ…

after…Fin