1話 ページ1
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「ひ、ひっ…!!ゆるしてくれ…!!」
『いやいや、俺は君が質問に答えてくれればそれでいいんだ。
なぁ、教えてくれ、お前は何故俺に斬りかかった?
俺がお前に何かしたか?お前は俺の何を知っている?』
「お、俺は鬼殺隊だ…ッだ、だから鬼を切らないと…」
『何故?俺はお前の目の前で人を殺したり悪業を働いた覚えは無いが?お前は無害かもしれない鬼まで関係なく殺すのか?』
「鬼は、鬼だ…人をいつか食う…ッ…お、お前も…!こんな強さだ…どうせ人を沢山食って…ッ」
『そうか分かったよ。じゃあ、サヨナラだ。』
そう言うと言葉を発する間もなくその鬼殺隊の首が飛んだ。
ゴトリ、と音を立てその鬼殺隊の首が落ちる。
『やはり鬼狩りは固定概念が過ぎるな。鬼だからといって直ぐに斬りかかってくる…』
それに最近はだいぶと弱いものも増えたな…柱まで衰えていないといいが…
そんな事を考えているとふと、頭の中に無惨の声が響く。
「A」
『無惨か、何か用が?』
「お前に話がある。無限城に呼ぶ。今は何処にいる?」
『今?今は…』
どうするか…嘘を言えば鳴女に送って貰えないしな…
しかし今外にいると言えば太陽を克服したことがバレる…仕方ない。日陰まで移動するか。
俺は急いで目に入った家の中に入る。
「ひっ、ひぃっ!なんだいあんた…!」
『すまんなちょっと寝ててくれ。』
そして俺は家主を気絶させ無惨の質問に答える。
『今はちょっと人の家にな。詳細な場所は今確認する。』
そうして俺は無惨に詳細な場所を教えた。
すると無惨の返事の言葉もなく、琵琶の音が鳴り、瞬く間に無限城へ着いた。
『それで、無惨は何処に?』
「ここだ。」
『久しいな無惨。俺に話したい事とは?』
「耳に花札を付けた鬼狩りを殺せ。」
『それは命令か?』
「あぁ」
少しの間を置いて俺は承諾する。
『分かった。耳に花札をつけた鬼狩り…居場所は?』
「今は分からん。探って確実に殺せ。」
『全部丸投げってことか…はぁ、分かった。じゃあやり方は俺の好きなようにやっていいんだな?』
「あぁ、お前の好きにしろ。その辺の鬼達も好きに使え。」
『勝手に血を与えてもいいってことか?』
「好きにしろ。」
『りょーかい。んじゃ適当にどこかに戻してくれ。』
そう言うとまた琵琶の音が鳴り、気が付けば外にいた。
『ご丁寧に日陰、か…』
まぁ俺が太陽を克服してることは知らないから当然と言えば当然か…
まぁ無惨に教えることは無いが。教えたら俺が殺されることは目に見えてるからな
『んじゃ探しに行くか。』
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (4月30日 12時) (レス) @page2 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 面白いです!更新まってます! (3月25日 20時) (レス) id: c1146de32e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白かったです!!更新頑張ってください!! (2月19日 22時) (レス) @page2 id: cbc9f01d69 (このIDを非表示/違反報告)
碧碧 - 更新してください お願いします。 (12月24日 0時) (レス) id: e46e9a3cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:学生D | 作成日時:2023年6月22日 15時