【ヒロアカ】こんなイカれた世界、狂ってなんぼでしょ？ (ページ6)

今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:970 hit

5話ページ6

A目線

プ｢受験生のリスナー、今日は俺のライブにようこそ!!EverydayHey!!｣

(流石に誰も乗らないよな…)

きっとみんな緊張しているんだろう。雄英の入試だ。無理もない。

(まぁ俺は特に緊張して無いけど、)

だがあのノリに乗らなくてよかった。1人だけ恥ずかしい目にあうところだった。

プ｢こいつはシビー…なら受験生のリスナーに実技試験の概要をさくっとプレゼンするぜ、Are you ready？Yeah!!｣

出｢ボイスヒーロープレゼントマイクだ…凄い…ラジオ毎週聞いてるよ、感激だよ…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…｣

そう言って隣で何かを呟き出す出久。最近はよくこのモードのようなものに入る。

勝「うるせぇ」

やはり勝己はこういう場では真面目だ。普段はあんなにヤンキーぽくても根はヒーロー志望だし、常識は一応持っているのだろう。
にしても普段の素行は悪いが。

プ｢入試予行どうりリスナーはこの後10分間の模擬市街地練習を行ってもらうぜ!!持ち込みは自由、プレゼン後はくじ指定の演習会場へ向かってくれよな!!｣

勝｢つまり、ダチ同士で協力させねぇってことか、｣

出｢ほんとだ…受験番号連番なのに3人とも演習会場違うね…｣

『お、マジか…』

勝｢見んな殺すぞ、ﾁｯ…てめぇらを潰せねぇじゃねぇか…｣

『俺も勝己と張り合えなくてちょっと残念。』

その後しばらくの長い説明が終わり、俺たちはそれぞれ演習会場に向かった。
見たところ勝己のように張り合えるような人達はいなさそうだ。

(早いところ終わらせるか…)

そう思い開始の合図を待つ。そして少しすると…

プ｢はいスタート!!｣

となんの前触れもなく合図が来た。俺は慌てて会場に糸を張り巡らせる。
1分程すると全体に張り巡らせ、ロボットの位置を把握する事が出来た。
俺はその場でそのまま糸をロボットの方にのばし会場の把握した限りのロボット全てを破壊した。

『もう終わりか…？』

そう思った矢先先程のもの達とは比べ物にならないほどの大きなロボットが会場に姿を現した。
急いでそのロボットの方へ向かう。すると逃げ遅れて倒れている受験者たちが何名かいたため、その人達を糸で引き安全な場所に置いた。

『こればっかやっててもキリがないな…しょうがない。』

俺はあのロボットを壊そうと思い太くて長い鋭利な棒を作り出し、ロボット目掛けて勢いよく飛ばした。
すると爆発音がしたと同時にロボットが倒れた。

『ふぅ…ちょっと眠いな…』

プ｢試験、終了!!｣