6話 ページ7
「ヤツらの目的はなんなんだ。」
「俺らのファミリーや他のマフィア達の完全な撤退だろうね。N街はあらゆる街よりもダントツで金が入る。」
「そんな理由でか、、」
「マフィアは金もうけのためだったらなんでもやるんだ。ヒカルだけだよ優しいヤツは」
ダテさんがクスッと笑いました。
「俺は麻薬と人を騙したり悲しませたりするのが嫌なだけだ。」
「昔から変わらないね。同感だよ。」
「お前もな。俺と出会ってなければただの貴族だったのに」
「貴族兼マフィアも楽しいぞ」
ダテさんは幼い頃、誘拐されてお兄様に命を救われたことがあるんです。
それがきっかけで、貴族ながらもお兄様から武術を教わり、家業をこなしながらマフィアのお仕事も引き受けていると聞いています。
しかし、兼業で幹部なんですよ!信じられませんよね!
お兄様の周りには本当にお強い方ばかりなんです!
「お兄様!ダテさん!潜入調査はいつ行きますか?」
「日が沈んでからだ。タツヤと合流する。」
私とお兄様より早く調査に行っていたタツヤさん無事でいてほしいです。
「俺たちももちろんついていくよ。サクマ支度しといてね」
サッと天井からピンク髪の人が降りてきた。
「かしこまりました!!我が主人!!」
「はははっ、!何やってるんだ、、執事ごっこか?」
「久しぶり!ヒカル!
って、、!ごっこじゃない本物の執事だよ!」
正体はサクマさんでした。ダテさんの部下の人です。
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作者名:ゆい | 作成日時:2022年3月17日 19時