マフィアのおにいさま。 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:9,676 hit

3話ページ4

「着いたでー！！」

隣街にようやく着きました。

S街と比べると華やかで綺麗な街並みなので惚れ惚れします。

「すごい綺麗、、！！」

「あそこの建物にチョコケーキがおいしい店があるんや！」

「チョコケーキですか！！お兄様と私の大好物じゃないです！行ってみたいです！」

「ほな任務が無事終わったら寄ろうや」

無事にお仕事を終わらせて、おいしいケーキが食べたいです。

お兄様の顔を見たら、チョコケーキと聞いて少し笑顔になっています。

私もお兄様もチョコには目がないんです。

「もう少し先だよなダテの家は」

「そうやな、ダテさんの家少し外れにあるからもう少しかかるで」

今回お世話になる貴族のダテさんはお兄様とは昔ながらの付き合いなんです。

お兄様がボスになる前のファミリーで一緒に戦っていたと聞いています。

貴族なのに戦闘センスがお兄様と同等というすごい方みたいです。

「俺とAを車から降ろしたら、コウジはある場所に行ってくれないか」

「ヒカルくんの頼みならどこでも行きますわ」

お兄様はコウジさんにメモを渡しました。

コウジさんはそのメモを見ると険しそうな顔をしていました。

「ちょっと動揺しそうになって事故になりそうやったわ」

「悪いな。コウジにしか頼めないんだ。」

「任せてくださいな。」

コウジさんは普段は陽気な専属運転手ですが、実は凄腕のヒットマンなんです。