九十三話 ページ8
「天乃くんとAここだよね！バイバーイ！」
「バイバイAちゃん、天乃くん」
「頑張れよ〜ロボロ」
「2人ともさようなら」
あの後ほんとにトリプルデートになり六人で遊んだ。ボーリングをしたり六人でプリクラ撮ったり色々して青春を味わった。
電車を降りて改札を通ってすぐ、ロボロくんがギュッと手を握ってきて足速に進んだ
私の顔を見ずにただ引っ張るだけで、何も言ってくれない。
遊んでる時は普通だったのに
「っ！ごめんロボロくん！」
そう謝ると、ピタッとロボロくんが足を止めてくれた
もう一度ごめんね、と言うとやっと振り返ってこっちを見てくれた。
「…え」
ロボロくんは笑っていたが少し泣きそうだった
スッと引き寄せられて優しく抱きしめられる
「謝らんくてええよ…ハァーー…」
抱きしめる力が強くなり、肩に頭を置かれる
「怖かった…良かった…」
そう言われて私の胸が罪悪感で痛んだ。私もロボロくんの背中に腕を回して抱きしめ返してただお互いを抱きしめる時間が続いた
しばらくすると、ロボロくんは私の顔を見て一回笑った後キスをしてくれた
「怖かった？俺のこと、だから避けたん？」
ジッと目を見られて質問された。
「違う、逆。ロボロくんのことで頭いっぱいになってテストに支障が出ちゃったから避けてた…」
「…ホンマにあんさんはかわええな」
そう言ってまたチュたら優しいキスをしてくれた
グリグリと子供のようにロボロくんは擦り寄ってくる
(良かった…)
私が言うことではないのだろうが本当に良かった。
ホッとしていると、ロボロくんの口が耳元に来た
「それでどんな下着買ったん？」
「やっぱりバレてるじゃん！！！」
「いやぁ、下着屋入られた時三人でどないしよかホンマに困ったわ。俺ら入られへんしな」
あの後ゲーセン行ったわとニヤニヤしてるロボロくんを見て私はバシン！とロボロくんの頭を叩く
「ええやん〜！どうせバレるし教えてや」
「！それは！ちょっと、ちょっと違う！！」
「え〜〜、まぁええかどうせすぐ分かるし」
「ロボロくん！！！」
ずっと手は繋いでいたが始終こんな風にロボロくんにいじられながら私たちは久しぶりに一緒に帰ったのだった
「明日から一緒に行ってや」
「分かったからもう私をいじらないでね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛里(プロフ) - 完結おめでとうございます！次回作楽しみに待ってますね〜 (12月24日 22時) (
レス) id: 0d43337dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ちら(みかもん)(プロフ) - yuiさん» 返信ありがとうございます！！早速ciさんの百合読まさせていただきます！！ありがとうございましたー！！！それでは！ (12月24日 7時) (レス) id: b06dce0be8 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - yuiさん» 完結おめでとうございます！×××の方も楽しませていただきました…もうキャベツが全部はげて肉のみになったrbr、とっってもよかったです！これからも新作楽しみにしております。返信は不要ですm(_ _)m (12月24日 0時) (レス) id: 17eae42373 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - ちら(みかもん)さん» めちゃくちゃ嬉しいです…！！ギャップ萌えマジで大好きなんです…！！1から読み返すと色々アラが見つかりそうで申し訳ない…ご趣味に合えばciさんの百合でお嬢様パロもよろしくお願いします！ (12月23日 23時) (レス) id: 2a7b013101 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - おこめさん» ただいまです。返信がとても遅くなってしまって本当に申し訳ないです。基本的に学校以外は家にいるのでだいぶぬくぬくしてます…笑急に寒くなってインフルエンザも流行ってるのでお体にお気を付けてください！ (12月23日 23時) (レス) id: 2a7b013101 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yui | 作成日時：2023年7月23日 3時
