最終話 ページ27
「うそっ…」
「嘘やないよ、現実やで」
あだがポカンとして指輪とロボロくんを交互に見つめてしまう
目の前にあるリングはシルバーで月明かりの星空に照らされキラキラと光を放っている
「なんで…？」
「前に学校でAに先越されたのと、後…Aが横におらん人生とか…俺耐えられん」
「父さんと母さんの婚約指輪見てたら色々羨ましなって短期バイトとかして買ったんよ…」
安物でごめんな…？と顔色を伺うロボロくん
私はこれまでの事を思い出した
初めて出会った事、告白した事、学校に一緒に行った事、手を繋いだ事やキスをした事
ロボロくんの笑顔
それらを思い浮かんだ瞬間に涙が溢れて来た
「ええっ？！」
ロボロくんは驚いて手で涙を拭ってくれた
“そんなに嫌やったん？！指輪は重すぎたん…？"と慌てる彼に私は違うよと笑いながら言う
「嬉し泣きだからぁ…ありがとうロボロくん」
「…それで告白の返事は…？」
「うん！これからもずーっと隣にいるよ」
「そうかぁ…良かった」
するとロボロくんは涙を流して慌てていた。私に見せないように後ろを向いて泣いていて“大丈夫だよ、一緒に泣こう”と言ってやっとこっちを向いてくれた
「ｸﾞｽｯ…おれ…振られたら…どないしよかとっ…」
「振るわけないじゃん…バカ」
グイッと涙を拭って再びいつもの笑顔でロボロくんはこっちを向く、まだ泣いてる私の涙も優しく拭ってくれて再び向き合った
「薬指、出して？」
「うん」
左手の薬指を差し出すとゆっくり指輪をはめてくれた
空に掲げるとサイズはぴったりで、いつ測られたんだろうと少し笑ってしまう
「俺のやってくれる？」
「もちろん！」
ロボロくんから指輪を受け取る
私より大きい指輪をロボロくんの薬指にはめた
そして私たちはお揃いになって、本当の夫婦になったのだ
左手同士で手を繋ぎお互いに笑い合う
「これで俺の奥さんやな」
「それならロボロくんは旦那さんだね」
"大好き"と言うとロボロくんは不服そうな顔をして私を見つめる
「大好き…なん？」
「…ごめんね、違うよね。愛してる」
するとロボロくんは優しく私の頬を掴んで、少し長いキスをする
まるで2人を祝福してるかのように流れ星が流れた
唇が離れ、桃色の目がこちらを愛しく見つめる
「愛してるA。これからもずっと愛してるよ」
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愛里(プロフ) - 完結おめでとうございます！次回作楽しみに待ってますね〜 (12月24日 22時) (
レス) id: 0d43337dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ちら(みかもん)(プロフ) - yuiさん» 返信ありがとうございます！！早速ciさんの百合読まさせていただきます！！ありがとうございましたー！！！それでは！ (12月24日 7時) (レス) id: b06dce0be8 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - yuiさん» 完結おめでとうございます！×××の方も楽しませていただきました…もうキャベツが全部はげて肉のみになったrbr、とっってもよかったです！これからも新作楽しみにしております。返信は不要ですm(_ _)m (12月24日 0時) (レス) id: 17eae42373 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - ちら(みかもん)さん» めちゃくちゃ嬉しいです…！！ギャップ萌えマジで大好きなんです…！！1から読み返すと色々アラが見つかりそうで申し訳ない…ご趣味に合えばciさんの百合でお嬢様パロもよろしくお願いします！ (12月23日 23時) (レス) id: 2a7b013101 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - おこめさん» ただいまです。返信がとても遅くなってしまって本当に申し訳ないです。基本的に学校以外は家にいるのでだいぶぬくぬくしてます…笑急に寒くなってインフルエンザも流行ってるのでお体にお気を付けてください！ (12月23日 23時) (レス) id: 2a7b013101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2023年7月23日 3時
