百六話 ページ25
心地よい気候、虫の音色、宝石が散らばったように綺麗な星空、隣の大好きな人
何もかもが最高だが流星群だけは未だに現れない
「うーん、そろそろ流星群と飛行機間違えそう」
「確かにやな、今日は特に確率高い日やったねんけど」
2人して睨みつけるように真剣に星空を見つめるが中々流星群は流れずそろそろ目が疲れてきて目をゴシゴシと拭いた
「でも見つからなくて良いや、こんな星空知らなかったんだもん。ありがとうロボロくん」
「いや、実は願い事があって来たねん」
「願い事？」
どんな願い事？と聞いてみるがまだ教えられん。と言って断られた
断られると気になるが絶対教えてくれないだろうし
私も流星群探しを再開してもう一度星を見るとロボロくんが「なぁ」と話しかけて来た
「…Aはほんまに可愛なったよな。最初から可愛かったけど」
「えっどうしたの急に？でもありがとう」
「俺はチビやし男のしては…その、顔が凄くかわええやろ？」
「自覚あったんだ…」
「そこはそんな事ないよ！って言うとこやろ？！」
そうつっこまれた後、頭が下がりため息をついてる
自分で言ってダメージを負ってるんじゃ…？
そしてまたぽつりぽつりと呟き始めた
「俺な、最初から諦めてたんよ。Aのこと好きになってもチビやし顔も女の子みたいやしって」
「あんさんがどんどん可愛いくなっていくのと同時に諦めの心も大きくなってしもた」
「…」
「やから告白してくれた時、両思いって知った時、人生でこんなに嬉しい事は無いって思った」
手をギュッと握られて私も握り返す
去年の春、ロボロくんと出会って初めての恋を自覚して、可愛くなる努力をしたのは忘れていない
(…私も誰かにロボロくんが取られるのが怖かったよ)
口には出さないが告白するまでずっとそう思っていた
彼女ができたらどうしようってあんなにかっこよくて素敵な人、いつ彼女ができてもおかしく無いって
メイクをするのが楽しかったのと同時に人生であれ以上の焦りを感じた事は無い
早く可愛くなって、可愛くなって「天乃呂戊太くんの彼女になりたい」と毎日思った
お願いだから私が好きなあの人を取らないでと毎日毎日そう思いながら可愛くなる努力をしたのだ
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愛里(プロフ) - 完結おめでとうございます！次回作楽しみに待ってますね〜 (12月24日 22時) (
レス) id: 0d43337dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ちら(みかもん)(プロフ) - yuiさん» 返信ありがとうございます！！早速ciさんの百合読まさせていただきます！！ありがとうございましたー！！！それでは！ (12月24日 7時) (レス) id: b06dce0be8 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - yuiさん» 完結おめでとうございます！×××の方も楽しませていただきました…もうキャベツが全部はげて肉のみになったrbr、とっってもよかったです！これからも新作楽しみにしております。返信は不要ですm(_ _)m (12月24日 0時) (レス) id: 17eae42373 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - ちら(みかもん)さん» めちゃくちゃ嬉しいです…！！ギャップ萌えマジで大好きなんです…！！1から読み返すと色々アラが見つかりそうで申し訳ない…ご趣味に合えばciさんの百合でお嬢様パロもよろしくお願いします！ (12月23日 23時) (レス) id: 2a7b013101 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - おこめさん» ただいまです。返信がとても遅くなってしまって本当に申し訳ないです。基本的に学校以外は家にいるのでだいぶぬくぬくしてます…笑急に寒くなってインフルエンザも流行ってるのでお体にお気を付けてください！ (12月23日 23時) (レス) id: 2a7b013101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2023年7月23日 3時
