無茶 ページ9
みんなの元に着いた時には桜備大隊長と紅くんが戦っていた
紅くんは何ともないとして…無能力者の桜備大隊長は無茶な戦い方をしている
早く止めないと…
紅「半端な攻撃じゃ倒れねぇか…
遊びは終わりだ」
ゆっくりと紅くんの腕が円を描く
あれは…
紺「いけねぇ…」
『紅くん！』
紅「居合手刀 七の型
“日輪”」
空に浮かぶ太陽を擬似的に作り出したような熱
手加減するだろうけど、これは…
紺「若!!やめろ!!」
紅「お前はこいつらが勘太郎を“焔ビト”にしたって知ってるのか」
紺「そんな馬鹿な…一体どういうことですか」
どんなに訴えかけても紅くんは止まらない
大きく振りかぶる腕を止めに入る
前から僕が後ろから紺炉くんが腕を掴む
紅「紺炉！A！はなせ!!」
『いい加減落ち着け!!紅丸！』
紺「若、冷静になれ!!」
紺炉くんが発火能力を使う
ただでさえ灰病なのに…！
そこまでしろとは言っていないだろう!!
紅「馬鹿野郎!!なに発火能力使ってやがる！？」
『無茶をしなきゃ駄目なのか君らは!!』
彼の肩から燃え上がる炎を吸収する
腕に巻き付け、自分の炎へ性質を変化させ、青く、冷たく、炎の温度を一気に下げる
それを熱くなった紺炉くんの肩に当てる
簡単な治療だけど…灰病の進行を遅らせることくらいなら出来る
紺「A…悪いな」
『君は…昔っからそうだ、無茶をしないと生きていけないのかい？』
辛そうな紺炉くんの顔を少し恨みったらしく睨む
いくら何でも自分を犠牲にし過ぎなんだよ
…僕も人をいえたことじゃないけど…
桜「灰病――…大丈夫ですか！？」
紅「近寄るんじゃねェ!!」
紺「若！…いったん、第8の言い分を聞いてやったらどうですかい？」
第7の隊員が冷却布を持ってきてくれる
それを受け取って、傷に当たるように掛ける
これでも元第6の大隊長、医療には詳しい
…もう彼処には戻れはしないけれどね
さて、僕と紅くんが見た事と、大隊長達の意見が合わないところから見直さなければね
紺「お前ら！若の見間違いってならその時何をしていた？」
見間違い…では無いと思う
というか僕の中で答えは決まっているんだけど…今言えば混乱を招くし、怪我人もいる
…僕がカタをつけるべきか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れお(プロフ) - 続きが気になる、、ここで終わっているのがすごくもったいない、、 (2020年11月24日 18時) (
レス) id: b29a35a684 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 続き楽しみにしてます〜！！ (2020年9月25日 12時) (レス) id: 1f4ab3e25a (このIDを非表示/違反報告)
門神(プロフ) - 未羽さん» ありがとうございます!!楽しんで貰えるよう頑張ります!! (2020年6月11日 1時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！これからも楽しみにしてます！！ (2020年6月11日 0時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：門神 | 作成日時：2020年6月10日 23時
