消えない炎を愛していけない【2】

怒り ページ7

紅「殺す」

怒り心頭の紅くん
このままじゃ二人が危ない
掴まれている腕から炎を出す

熱量も僕の方がまだ高い
離された瞬間に2人がいる方に飛んで移動する


紅「A…なんでそっちに行く？」


『僕はこの人達を悪人とは思えない』


桜「どうしたんですか！？」


紅「てめぇらただで浅草から出られると思うなよ」




周りあるものに着火させ、攻撃をしてくる紅くん
それを相殺する…が何時までもやっている訳にはいかない
何とかして説得しないと…


桜「A！何があったんだ！」


『…信じ難いのですが…

今日“焔ビト”化した人は僕達がやったという話を貴方方がしている所を見てしまったんです』


桜「俺たちが“焔ビト”にしただって！？一体どういう…」


紅「しらばっくれるな!!俺はこの目で見たんだよ

A、お前だって見たろうが！」


『そうだけ…ど！』


頭が混乱する
見た目も、声も
あれは大隊長と中隊長だった
違うのは雰囲気と…

待て


確か、いた
顔を変える一員が


『紅くん僕達が見たのは偽物かも知れない！』

紅「そんな確証がどこにあるんだよ！」


『…顔を変える敵がいる！僕の記憶が間違っていなければ、顔を変える敵がいたんだ！』


ぶつかり合う炎
高く上がる炎の柱
これじゃぁ埒があかない！


森「何を見たのか知らないですが落ち着いてください！」


紅「ああ！？落ち着く必要なんかねェ!!何が伝導者だ!!

お前ら二人がこの町の連中を“焔ビト”にする算段を立ててたのを見た！

てめェら全員ぶっ潰して吊るしてやらァ!!



見間違いなはずねぇ…確かにお前ら二人だった」


紅くんも間違ったことは言っていない
だからこそ確かな照明が必要だ
…僕も見ていた以上、紅くんだけを責めることが出来ない


火「大隊長…冗談を言っているようには思えません、現にAもその現場を見ていたようですから…」


桜「待ってください!!こちらには戦う意思はない!!」


紅「だったら俺を倒してその意志とやらを証明してみろ!!ここでは力が正義!!《戦う意思がない》ってなら戦って照明してみろ!!


かかってこいよ第8!!


新門紅丸が相手だ!!」



嫌な展開になってきたな…

攻防→←誤解

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す