消えない炎を愛してはいけない【炎炎ノ消防隊】

質問攻め ページ44

黄「今までどこに行ってたんですか！？私達がどれだけッ…!!聞いてますか！？大隊長!!」


本「君が無事で本当に良かった…!!私は感激だ!!」


ア「久しぶりだね、元気にしていたようで良かったよ」


ジョ「貴殿があの有名な…是非とも話をしてみたいものですな」



皆が一斉に話すもんだから誰に返事していいやら…とりあえず火代ちゃんには落ち着いてもらわないと…今の大隊長は火代ちゃんでしょうに


『とりあえず皆さん落ち着いてください

火代ちゃん、急に居なくなってごめんね、少し居なくならないといけない事情があって…ここでは言えないけど…

頑張ったね、ありがとう

本田さん、ご心配をお掛けしました、無事戻ってきましたので、あのッ…泣かないで貰えますか…

アーグさんお久しぶりです、長らくご迷惑をお掛けしました

えーっと…Drジョバンニ？さん？何が有名か知らないんですが…お話ならまた後にしましょう！』


黄色い大きな瞳から涙を流す火代ちゃんを介抱しながら他の人と話をする
皆さんには迷惑かけたし…質問攻めにされても仕方ないのかな…

8年、だもんなぁ

心細かったよね、突然大隊長になって、隊を仕切れなんて
突然、過ぎたよね


『ごめんね、火代ちゃん

…本当に、よく頑張ったね』


黄「大隊長ぉおぉ…」


『今の第6の大隊長は君だ

僕が消えて8年間、良く耐えたね
分からないこともあったろうに…

君に大隊長を任せて正解だった

ありがとう、火代子』


すっかり大人の顔つきになった火代ちゃん
それでも中身は僕の知っている彼女がちゃんといた

柔らかくて短い髪を撫でる


『また今度第6にお邪魔してもいいかい？
君の纏めあげた隊員達を僕に見せて欲しい』


黄「えぇ！勿論ですとも！」


火代ちゃんと約束をして、他の人とも少し話した
Drジョバンニは…なんと言うか不気味な雰囲気だ

僕は少し苦手かな


灰島の人って言ってたけど…あんな人見たことないな

まぁ変な騒ぎを起こすようには見えないし、大隊長ならばそこまで警戒しなくても大丈夫…かな？

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