狙撃 カリムside ページ37
カ「シンラ!!煙幕を張れ!!」
森「は、はい!!」
負傷したフォイェンを支えながら、柱の影に隠れる
くそ、なんでこんな事に…!!
カ「タマキ！子供たちを連れて物影に隠れろ!!」
環「はい!!」
立ち篭める煙とフォイェンの血の匂いが混ざる
ふとAがいないことに気づき、辺りを見渡せば銀色の瞳が煙の中に浮かんでいた
カ「フォイェンすまない…」
リ「カリムは第１の盾だ、こんな所で失うわけにはいかない」
カ「守られる盾があってたまるか、これ以上の被害を出す訳にはいかねェ、
A！フォイェンの応急処置を頼む!!」
『…分かった』
怒っている
滅多に怒りを顕にしないからこそ分かりやすく、そして、恐ろしい
普段おおらかな人間ほど理性の切れた時何をするか分からない
『フォイェンくん、止血するのに傷口を焼くよ
食いしばるのはあまり良くない、僕の手でも噛むといい』
リ「んぶ、…ふぁい」
そう言って自分の掌をフォイェンの口にあてるA、
少し心配はあるが応急処置の方は任せても大丈夫そうだ
あとは狙撃の方だ
カ「タマキ！狙撃してきた方向にありったけの炎を伸ばせ！位置がバレるから直線的には伸ばすなよ！やたらめったらめったらやたら伸ばすんだ！」
環「はい！」
タマキが伸ばす炎を凍らす
向こうも勝手に解釈して勝手にビビりやがるはずだ、狙撃手は安全地帯が仕事場だからな
負傷しているフォイェンを放っておくことは出来ない、それにAの事も気がかりだ
『…よし、これで血は止まった
頑張ったね』
リ「ッえぇ…」
そのとき、フォイェンの無線に連絡が入る
何事だ？
リ「無線？なんです？」
「緊急事態です!!“焔ビト”が出現しました！至急応援をお願いします！」
リ「数は？こちらも今緊急事態なんです」
「か、数ですか！？一体です!!」
カ「一体？連日複数体を鎮魂してるんだ、何を慌てて慌ててる？」
「ち、違うんです！一体は一体なんですが…
こんな“焔ビト”みたことありません!!」
無線の向こうの声から事態の異常さが伝わってくる
一体何が起こってるって言うんだ
「すごく…大きいんです!!
全消防隊の管轄地にも突然同様の“焔ビト”が同時発生した模様!!」
無線から聞こえる声と近場で聞こえてくる轟音
晴れてきた煙から薄らと除く黒い影
あれは…
リ「なんだあれは…巨大な、“焔ビト”…！？」
聳え立つ、巨悪がこちらを見ていた
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門神(プロフ) - 零さん» ありがとうございます！今後も頑張って行こうと思います!! (2020年5月28日 1時) (
レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続き楽しみしています！応援しています！ (2020年5月28日 1時) (レス) id: a6228b64bd (このIDを非表示/違反報告)
門神(プロフ) - 未羽さん» ありがとうございます！Twitterもフォローさせて頂きました！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 更新待ってます！！あとTwitterもフォローするので、うちのもフォローしてくれると嬉しいです！ (2020年5月25日 12時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：門神 | 作成日時：2020年5月23日 3時
