消えない炎を愛してはいけない【炎炎ノ消防隊】

発火能力 ページ10

森「桜備大隊長」


桜「追え!!シンラ、あいつに追いつけるのはお前しかいない」


森「しかし…あいつ…自我が…」


シンラくんは優しい子だ
例え殺人鬼でも自我の残っている焔ビトの鎮魂を躊躇っている
元は人、自我があるなら尚更やりにくいだろう


桜「あいつはもう人間じゃない、気持ちは分かるが…」


火「大隊長

シンラ…あいつの言葉に耳を貸すな

あいつを処理しろ
よし!!行け!!」


森「はい…!!」


火縄中隊長に背中を押されて飛んでいく森羅くん、能力を使っているところは初めて見たかも

ジョーカーが言ってた悪魔の足跡…こういう事だったのか


『僕も焔ビトを追います、車よりは早く行けると思うので』


桜「え…？！Aの能力でどうやっ…？！」


腰部分から2本の炎出できた尻尾を出す
炎の色は金色に近い黄色、基本的な戦闘で使う能力だ

炎でできているから好きなだけ伸ばせるしね


『では先に』


外灯や建物に絡ませながら飛んでいく
シンラくんは＿＿＿

いた


『シンラくん、様子は？』


森「Aさん！こいつがシスターの祈りが欲しいらしくて…」


『ふぅん…じゃぁ僕がお祈りしてあげるよ！

こう見えても元神父だったからね


ね？』


尻尾を4本に増やし、焔ビトを拘束する
シンラくんに鎮魂してあげて、と声を掛け、祈りを捧げる


『炎ハ魂ノ息吹、黒煙ハ魂ノ解放…』


そこまで言うと、上から人が降りてくる
桜の花びらと共に


森「青線…消防官？！」


『シンラくん、下がれ！』


あの花弁、発火能力によるものだ
触れれば火傷はする


「第5特殊消防隊大隊長プリンセス火華

この“焔ビト”は第5で処理する」



また厄介なのがでてきてしまったなぁ

第5特殊消防隊→←焔ビト

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