命と炎 ページ39
巨大“焔ビト”の鎮魂も終わり、廃墟へと戻る
足鎧は消し、降り立てば他の人が僕を見ていた
『?鎮魂終わったよ?』
カ「…あんたっていう人は…!あんなでかいの出したら敵の標的にされるってことは考えてねぇのか!?」
『あー…むかむかしてて忘れてた…ごめんごめん』
肩を掴まれて揺さぶられる
うーん、脳が揺れる
そうだ、フォイェンくんを早く連れてかないと
それと…狙撃の犯人
『シンラくん』
森「はい!」
『狙撃してきた人達の顔は見た?』
森「一応…白い頭巾を被った二人組でした!あの建物の屋上から狙撃をしてきてました」
リ「その二人組がレッカと私の腕を貫いたと…」
煙幕とカリムくん達の氷で相手は撤退した…
もう一つ気になるとすれば、シンラくんのアドラバーストだ
彼らの追うもの…アドラバースト
シンラくんがそれだと相手に知られているとなると手段も選ばない
きっとシンラくんを攫いに来るはずだ
…僕も隠してはいられないのかもね
カ「まずはここから離れよう、タマキ!子供たちはそれで全員か?」
環「はい!」
あらら、女の子なのに下着だけじゃ恥ずかしいか
戦いに意識がいってたから気づかなかった
『気づかなくて申し訳ないね、これでも羽織るといいさ』
カ「おい」
環「ここにレッカ中隊長のがあるので…」
『いいからいいから』
カ「俺のローブだぞ…、はぁタマキ羽織っとけ」
僕のは服の構造的に羽織らせられる服がないから仕方ないよ
カリムくんも渡すみたいだったし丁度いいでしょ
カ「いいかタマキ…騙されていたとはいえ覚悟しておけよ」
環「はい…子供たちを巻き込みました
どんな処罰でも受け入れます」
レッカくんがどれ程悪いヤツで騙されていたとはいえ、それに加担してしまった罪は重い
一人であれ犠牲者が出ているのであれば、尚更
蟲の適合者になれず、“焔ビト”となってしまった女性に祈りを捧げる
これ以上、犠牲者を増やす訳にはいかない
腹を括れ、今僕にできることは彼らの目的を妨害することだけだ
『師匠にでも話してみるかぁ…』
気乗りはしないんだけどね
212人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
門神(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!今後も頑張って行こうと思います!! (2020年5月28日 1時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続き楽しみしています!応援しています! (2020年5月28日 1時) (レス) id: a6228b64bd (このIDを非表示/違反報告)
門神(プロフ) - 未羽さん» ありがとうございます!Twitterもフォローさせて頂きました! (2020年5月25日 13時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 更新待ってます!!あとTwitterもフォローするので、うちのもフォローしてくれると嬉しいです! (2020年5月25日 12時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:門神 | 作成日時:2020年5月23日 3時