お隣のお兄さん (ページ10)

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ミニョンさんページ10

「ありがとうございました」

「いいえ～Aさんおやすみ」

コンビニから家までミニョンさんがおくってくれた。
まだ慣れてなくて沈黙も続いたけれど気まづいなんて思いわなかった。
私はこの時にはもうミニョンさんの虜になっていた、けれどこれが恋だなんて思いもしなかった。

私は家に入り少し溶けたアイスを幸せを感じながら食べた。

(ミニョンさん、いつになったら私のことAって呼んでくれるのかな…)

私はこんな事を考えていた。

ミニョンside

俺は随分長い間恋なんてしていない。
中3いらいだろうか、自分の事で忙しくて他の事なんて考えられない。
そんな事を考えながら歩いていた。

「ミニョンさんは何でダンスしてるんですか？」

年下の女の子のAさんからの質問だった。
難しい質問するな。はっきり言って答えづらい…

「なんでだろう？笑笑」

少し笑ってごまかした。その後は彼女の話しを聞いたり、沈黙だったりそんな帰り道だった。

彼女は最近引っ越したマンションのお隣さんで他にも、ダンス会場で会ったりもした。
いつのまにか少しだけ仲良くなった。彼女は見てて面白い。そして、誰かの面影がある。

「ありがとうございました」

ずっと考えごとをしていたからか、彼女のその言葉でもう家に着いたのかといつもより少しだけ早く感じた。

「いいえ～Aさんおやすみ」

そう言って彼女とは別れ、家に帰った。
一人暮らしだと「おかえり」を言ってくれる人がいないので寂しさがある。暗い部屋に明かりをつけシャワーを浴びてベッドに転がって、カトクを開いた。

後輩のユ・ソノからのメッセージが来ていた。

「今週末遊びませんか～～空いてますよね～～？」

こそ言い方だと俺がいつでも空いている暇人のようだ。これでも一応ダンスの練習などで忙しいのに。

「たまたま空いてた。いいよ遊びに行こう」

そう送った後にはいつのまにか寝ていた。

考えごとをしすぎたせいか睡眠がいつもよりとれた。

そして夢には昔の思い出の近所の妹のような女の子と遊んでいる懐かしい夢をみた。

なんで今ごろこんな夢を見たんだろう…