お隣のお兄さん (ページ28)

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旅行一日目ページ28

「どうとんぼり！！」

デフィの声に合わせて両手をあげて片足をあげるポーズをしたおっきな看板の前で同じポーズをして写真を撮った。

私達は1時間前くらいに日本についた。
知り合いに会って来るというオンマと離れてデフィと日本を観光する

知らない国で2人だけだったら危ないと思う人もいるかもしれないけどわりと日本に来るので日本語も少しは話せることができるし場所もだいたいは理解ができている。

「A！お腹すいた」

「じゃあなんか食べいこ！」

私達はパンケーキを食べにきた。
ここら辺の名物だとお好み焼きやたこ焼きや串カツなどがあるけど…

デフィ情報によると日本の女子高生にはパンケーキが流行っているみたい

「デフィーここすごい並んでる…」

「Aー美味しいものは並ばなくちゃ！」

そうやって可愛く言うデフィに腕を掴まれて長い列に並んだ。

30分後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いがいと早くに中に入ることができた。

デフィの方が私よりも日本語が上手いので注文をしてもらった。
ほとんど「これひとつ」しか言わないけど…

しばらくすると私たちのテーブルの上にはホイップクリームののったパンケーキにフルーツが綺麗に並べてある。

美味しそう

私達は同時に息を飲んだ
こういうところは双子だなと感じる。

その後はオンマとホテルで集合し部屋の中へ入る。

「わー！！ベッドがふかふか！」

「デフィ！そのベッド私の！！」

「え！でもベッド２つしかないよ！」

オンマいわく、少しお金をケチったらしい。

そんなこんなでじゃんけんをして負けたデフィが布団で寝ることになった

「オットッケ～！」

デフィがそう言いながら私のベッドから退いてくれない。

私は諦めて風呂に入ってきた。

風呂を上がったら布団の上にはさっきまで私服だったデフィが着替えてベッドに寝ている。

「デフィ！おきて！」

「ん…うぅー、」

「オンマ！デフィが！」

オンマに陰口を言おうと思ったけど疲れてぐっすり寝ているオンマ…

私は無理やりデフィをベッドの端へやりベッドの中へ入った。

(デフィこんなに重かったっけ？昔はもっと軽々と持ち上げれたような…？それでも私より軽いのかも泣)

横で寝転ぶ私の背中にくっついてくるデフィ。

なんか昔に戻ったみたいだ。