お隣のお兄さん

初登場 ページ21

玄関を開けると男用の靴があった。

誰だろう。

私は恐る恐る家に入った。なんで自分の家なのにこんな警戒態勢なんだなんて思ったけど気にしない。

リビングのドアを開けると…

「A！！！久しぶり！」

「デフィヤ！！！！！アメリカから帰ったの？」

「うん！またよよしくね！」

そこにいたのはデフィだった。
デフィは私の双子の姉弟だ。

高校に入ると同時にアメリカへ行った帰ってくるなら連絡してよと思っていたがオンマにも、私にもサプライズしようと思ったみたいだ。発想が少しアメリカンになった…？

私たちは昔から周りに比べ、喧嘩も大ごとにならないし数だって少ない。
私たちは仲良しだ。

そんなデフィが帰ってきてくれたことが私は何よりも嬉しい。

私はデフィが荷物の整理をしている間お土産を食べていた。

「A〜そんな食べていいの？」

「なんでだめなの？」

「この前ダイエットするってメール送ってきたでしょ？」

私は心の中でやべぇと思いながらなかったことにした。

「それ、私じゃないーーーーー笑笑」

「嘘はだめだよ笑」

「荷物整理手伝おうか？」

「いいよー！この後ご飯食べいくからバタバタでするから」

「はーーーーい」




久しぶりにあってもこんな感じの昔と変わらない会話が続く。


私はそれに安心した。

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