お隣のお兄さん

ジフン ページ16

ジフンside

ずっと気になる子がいる。

君には言ってないけど君のことは高校の入学した時から知っていた。

遅刻しないように早くでたが早くですぎてしまった俺は川沿いにある桜の木を眺めこれから待つ高校生活の想像をしていた。

そんなことを考えていたら風が吹き、桜が降るのと同時に君が現れた。

それが俺が君を気になるきっかけだった。

それから高校1，2年生の時、俺の目がよく君を見つける。

そして高校3年生、君と同じクラスになり仲良くなった。

初めて聞く君の声、初めて知る君の性格、君のAという名前、

全てが俺にはドキドキだった。女慣れしているように見えるとよく言われるが本当のところは全くであり、さらにすぐ顔が赤くなる。

君と仲良くなれてよかった。この頃の俺は君に落ちていることに気づいていなかった。

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