お隣のお兄さん (ページ15)

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少しの進歩ページ15

私は勇気をだして気になっていたあのことを言おうと思った。

「あの…」

「？」

覗くように私をみてくるミニョンさん。

「さん付けなくていいです。」

「ん？」

これが私の精一杯だったがこんなよく分からない言葉ではミニョンさんも伝わらなかったようだ。

少しがっかりしながらも開き直り、曖昧なままでいいやとそう思った。

「あっ、名前のこと？」

「はい…。」

伝わったみたい。今更だけど本当に恥ずかしい。
自分でも熱が伝わってくるほど、顔があかいのがわかる。

気まづい少しの沈黙の後

「A」

「え、」

「違った？」

いつ見ても素敵な笑顔でそういうからついときめいてしまう。

「はい！ありがとうございます！」

「お礼なんていうことじゃないのに笑笑」

なんて話して家の中に入った。
気持ち悪いくらい顔のニヤケが止まらない。

勇気をだしてよかった。

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ミニョンside

今日はソノとお出かけをする日だ待ち合わせより10分前につく。

「ミニョニヒョン！」

ソノが後ろから抱きついてきた。すごい懐いてくれて可愛いんだけど正直疲れる所もある。

「彼女でもないんだから、離れて～笑」

「ひどいなーーー」

いつものようにそんな話をしながらぶらぶら歩く。
そしたらどこかで見たことある少年を見つけた。
あの子はAさんにぶつかった時一緒にいた子だ。

少年の隣を見るとAさんと目があった。
何か話しかけようとするとソノが俺より早く話しかけていた。

「僕のヒョンだからね」

え、ソノがそんなことを言うもんだからびっくりした。

何だかんだでその場も収まり結果は良かった。

その何日か後ぐらいにあの時の少年のジフンとソノとグァンリンとAさんが家に来てご飯を食べに来た。

ソノからの急なお願いにかなり戸惑ったけどAさんの名前を聞いてしょうがないとなったのは何でだろう、よくニエラから話を聞くからだろうか。

結局5人で仲良くご飯を食べることになり楽しい思い出もできた。

その時、俺が思ってもなかったことを次の日君が言って来た。そして思わず？マークを、返してしまった。

正直さん付けをやめるのは今までと違い違和感だ。
親しい関係でもないのに呼び捨てにしてもいいんだろうか、そんなことを考えた。

「A」

初めて呼び捨てで読んだ時、君の顔がすごく紅くなった。