62 ページ12
Aside
チャプン……と湯船に首元まで沈める
「なかなか暖まらないな……」
芯まで冷えきってしまったのか湯船に浸かっていてもあまり温まる感じがしない
そんなことより照とハグしたりキスしたり、お泊まりって言うことは一線を超える可能性がある訳で
変に緊張してしまう。
「ッｸｼｭﾝ……あー……」
可愛げもない声でくしゃみが出てしまう
お風呂場の外から
照「A、逆上せてない？大丈夫？」
そんな声が聞こえてきて
「だいじょーぶだよ」
と返事をする
照「部屋着変わりに使えるトレーナーここに置いとくね」
「ん、ありがとう」
返事をしてまた、チャプンと口元まで湯船に浸かった
.
.
.
.
.
照「A？？」
頭が働かない。照が名前を呼んでるけど、返事ができない。
なんでだろう。
ボーッとしているとお風呂場の扉が勢い良く開いた
照「Aッ！逆上せてんじゃん」
立てる？出れる？大丈夫？と立て続けに質問されてようやく、逆上せててあまり力が入らないことを自覚した
「んッ…クラクラする……」
照が様子を見に来てくれなかったらどうなってたんだろう
溺れてたかもしれない
照にいとも簡単に姫抱きされ、照の服はびしょ濡れで
バスタオルで体を丁寧に拭いて下着からトレーナーまで着せてソファへと寝かせられる
照「A…」
心配そうに名前を呼んで、団扇代わりに近くにあったなんかの台本なのか本で仰がれている
「照……ごめんね……」
こんな歳にもなってのぼせていたことにも気づけなくてなんだか情けなくなってしまった
照は小さく首を横に降り
照「無事だったから、それでいいよ」
って、優しすぎるんだよ
そんな照は私にしか見せない姿なのかな
「……へへ」
小さく微笑んで照の頬へと手を伸ばすと
コツンとおでこを付けられる
照「心配した。」
照「Aから返事なくて焦った。」
今にも泣きそうな顔をして言うものだから
「ありがとう…」
そう告げるとくしゃくしゃな笑顔を作ってくれた
だいぶ火照りも静まって、体をゆっくりとおこすと
照「大丈夫？」
心配そうに体を支えてくる
「大丈夫。ありがとう」
そう言ってまたハグをした。
優しく大きな腕で抱きしめ返され、大きな手で頭を撫でられた。
愛おしくてたまらない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1046人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てる - 甘々なひーくん最高ですねぇ/// (2020年12月16日 21時) (
レス) id: 2d18b46da4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - てるさん» ありがとうございます！コメントとても励みになります！！のんびり頑張らせていただきます！ (2020年12月11日 1時) (レス) id: da73a0f9db (このIDを非表示/違反報告)
てる - キュンキュン通り越してギュンギュンします！笑 更新無理せずがんばってください(^^) (2020年12月10日 1時) (レス) id: 2d18b46da4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月30日 22時
