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照side
まるで夢のようで
一目惚れした女性が自分の家にいて、恋人同士になっている。
ふっかにだけは報告しておきたいな……
でもまだ眠いし……甘えたい……
「A……甘えん坊な俺は嫌……？」
A「ううん、私しか知らない照みたいで、寧ろ嬉しいよ。」
Aについて、分かったことがある。
意外と俺にベタ惚れだったんだなって。
あとすごく優しい。
「ふふ……」
温もりを感じているだけで幸せで
27にもなる大人2人で健全すぎる。
じっと見つめ合うと、先に照れるのは俺で
「っ……」
下を向いてしまう。
A「照は可愛いね。」
「……カッコイイって言われた方が嬉しいんだけど……」
ちょこっとだけ不貞腐れてみる。
A「かっこいいよ。でも、まだ知らない照が多すぎるの。」
もうひとつ分かったこと、Aは大人である。
男の方が精神年齢−5歳くらいという話を聞いたことがある、その通りだ。
「俺の映像……みる……？」
自分の出てた円盤はちゃんと貰った分以外に買ったりしてるから自宅に山ほどある。
そんなんみてどうすんのって感じだけど、かっこいい俺も見て欲しいなって、欲。
A「いいの？！」
ガバッと起き上がって目をキラキラさせたAはかなり子どもっぽくて、また知らない一面を知れた。
「朝ごはん食べながらみよ。なんか作る。」
そう言ってAを抱き抱えて起き上がると
A「作ろっか？」
と上目遣い、そして、おろせと言わんばかりに足をパタパタさせている。
可愛すぎて死にそうってこういうことか。
佐久間の気持ちがわからなくもない。
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年11月15日 11時
