甘党イエロー。 (ページ26)

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照side

毎日来る宣言しちゃったけど、このまま連絡先聞いたらまずいかな。

てか本当にこの子俺の事知らねーな。

まだまだだなぁ。

A「岩本さん、ちゃんと覚えますね、すみません……」

しゅんとしている姿が可愛くて、つい笑ってしまう。

A「笑わなくてもいいじゃないですか！……あ、さっき何を悩んでたんですか？」

「んーーー、聞いてくれるの？」

本当は心臓バックバクで話しているのに、外はあくまで平然を装う。甘いものを食べながら。

A「そのために休憩に入ったんですもん！」

俺のためだけに休憩って言って一緒にお茶してくれるのズルくないか？脈アリだと思っていいのか。

少し間を開けて伝えてみる。

「一目惚れした人の連絡先、どうやって聞こうか悩んでた。」

チョコケーキ2種類をぺろっと食べ終えて、甘いタピオカを吸いながらAさんを見つめてみる。

A「えーっと……気になったのでお友達になりませんか？って言うとかですかね……？？」

難しいなぁとぼそっと言う彼女。自分のことだとは思っていないのかな。

「じゃあ、Aさん。俺、めっちゃAさんのこと気になってるんでお友達になりませんか？」

そう言って携帯を差し出す。

こんなのふっかに見られたら溜まったもんじゃねえよな。

くさすぎる。