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Aちゃんが俺たちのライブを見にきてくれた。


ちょっとくらい、
いいとこ見せたい。




そんな下心を隠しながら
リハを進める。


マネージャーの横にいる
関係者証を首から下げる彼女を見る。





「よっしゃ」




そう気合を入れた。





.
.
.


「リハーサル暇だったっしょ」

「ううん、おもしろかったよ」

「まじ?物好きだな」

「なんかバンドマンの裏側見てる感じ」



俺たちしかいない控え室で
にっちと千葉はスマホをいじり、

ともやんとAちゃんはお喋りしてる。



俺はそのお喋りに割って入る。





「本番は2階席で観れるらしいよ」


Aちゃんの横に座ると、
ともやんと視線がぶつかった。


「あっそれさっきスタッフさんが言ってたかも」

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作者名:Diana | 作成日時:2019年2月11日 14時

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