【センラ】浮気されました。【あほの坂田。】

第48話　愛とは ページ48

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　「なら…」









　さかたんの顔がグッと近付く









　「いやぁ…来ないでっ！！」









　必死に体を捩らせ、抵抗するが、相手は男。女の私が力で勝てるわけなくて









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　「抵抗しても無駄やで？言ったやろ。俺は思ってる程優しいヤツやないねんって。欲しいもんはこうやって奪うんよ」









　気味悪く笑うさかたんに対し、今までの優しさは嘘なのかと思うと涙が溢れる









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　「やめ…てっ。こわい…。」









　「……可愛ええなぁホンマ。閉じ込めて俺しか見えないようにしたいくらい。」









　そんな言葉をこぼした後、さかたんは何か思いついたのか『あっ』と呟いた









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　「そうや、そうすればええんや。無理矢理にでも奪う。」









　今のさかたんの目には光が宿っていなくて。









　こんなふうにさかたんを狂わしてしまったのは私…………？









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　この時、痛いくらいわかった









　“人を愛するってことは誰かに狂うっていうこと”









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