【センラ】浮気されました。【あほの坂田。】

第33話　忘れたい ページ33

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　「やばぁ！祭りとか久々やわぁ！」









　祭り会場に来て、さかさんははしゃいでいる。子供のような笑顔を浮かべているさかたんに対し、可愛いな、なんて思ったり









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　「やっぱり綿菓子は食べんとやなぁ！Aちゃんも食べる？今日は奢るでっ！」







　「さかたんの一口もらうっ」









　周りからしたら私たちってやっぱりカップルに見えるのかな？









・









　「………ぅんまぁ！Aちゃんも食べ！」






　「…んっ！あまぁ！」









　口の中で溶ける綿菓子






　似てるなぁ……。甘い恋は綿菓子のように溶けてなくなる









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　「あと焼きそばも食べたい！」






　そんなさかたんに私は、









・









・









　「………手、繋いでも……いい……？」






　「………っ、お、おん！は、はぐれてもアカンしなっ！」









　どちらからともなく繋がれる手は何故か恋人繋ぎ






　千羅とさかたんを重ねてしまう









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　「忘れさせて……。」









　そんな呟きは人の賑わう声に掻き消された


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