【センラ】浮気されました。【あほの坂田。】

第30話　祭りの誘い ページ30

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　「え、祭り……？こんな季節に？」





　「そうっ！こんな季節に珍しいよな！」









　さかたんから聞かせてもらったのは一週間後、隣町で祭りがあるという話







　今は真冬……、というわけではないが、肌寒い季節。そんなときに祭りとは珍しい









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　「その祭り、一緒に行かへん？俺屋台で綿菓子食べたくて！あと、たこ焼き、焼きそば、あとイカ焼きも！！」









　『まーしぃとかうらたさんも誘う？』なんてさかたんは嬉しそうに提案してくる









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　「ううん、さかたんと二人っきりで行きたいっ」









　なんて言うとさかたんは顔を真っ赤にし、口元を手で覆いながら『お、おん……！』と照れている









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　私……、最低だなぁ。さかたんの気持ちを利用して。









　「浴衣で行く？」





　「いいねぇ〜！俺Aの浴衣姿見てみたい！」






　「え〜、じゃあ着てみようかな」









　千羅にも見てもらいたいなぁ……。なんて哀れな願いをして









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　さっそくスマホで、浴衣のカタログを調べていると、ついついカタログで借りようとしている着物は黄色の浴衣









　彼のカラー。どこまで引きずってんの……って。馬鹿みたい









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　「さかたん、何色の浴衣がいいと思う？」






　「………ん〜、ピンクとかどぉ？可愛ええと思うんやけど」







　「………じゃあピンクにしよっ！」


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