11話 ページ16
凛が飲み物をくれた。
その後はほとんど話すこともなくただ2人で
海を眺めた。
ただ凛のそばにいれることが居心地が良かった。
そうしているうちに日が落ちた。
これからも凛のそばにいれるだろうか。
この先ずっと……凛のそばに……。
凛 「んじゃ、そろそろ帰るか。お前の身体も冷えるしな」
美咲 「あ、うん。そうだね」
そして凛にいつもみたいに寮まで送ってもらい
部屋に戻った。
(あ…凛にお礼言わなきゃ。メール入れよう)
携帯を手に取り凛にメールを打った。
その後はいつもどうり。
ただいつも以上に凛のことが
頭から離れなかった。
美咲 「凛の彼女に……なりたい…なんて夢見過ぎかな……」
なんて思ってたら凛から返信が来た。
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From 凛
本文
おう。俺こそ今日はありがとな。
急に誘ったから疲れてるだろ?
今日は早めに休めよ?
おやすみ、美咲。
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凛は相変わらず優しい。
そんな小さなことでも嬉しくて。
そのまま携帯を閉じて眠りについた。
そしてまた数日が過ぎたある日、
転校生がやってきた。
山崎 宗介って言うらしい。
あれ…?それってもしかして…。
なんて思って凛を見たら目を見開いて
驚いている凛がいた。
あぁ、やっぱり。凛の…。親友だ。
それから凛は改めて紹介してくれた。
凛 「おー、いたいた。美咲、こいつが宗介だ。水泳部に入るからよろしくな!」
宗介 「宗介だ。よろしくな。」
美咲 「うん!蒼井 美咲です!山崎くんよろしくね。」
宗介 「俺のことも宗介でいい」
美咲 「そっか^^わかった、宗介くん!」
そうして3人での学校生活と部活が始まった。
凛と宗介くんはいつもなにかと勝負をしていた。
買っても負けても仲がよくて。
そんな光景が微笑ましかった。
3人でいる時間も楽しかった。
ただ………ある日のことだった。
その日は朝から体調が良くなかった。
そして部活が終わる頃……
喘息の発作で廊下に倒れた。
そんなところをたまたま着替え終わった凛が
通りがかった。
凛 「美咲ッ!?おい!大丈夫か!おい!しっかりしろ!」
美咲 「りッ………ん………ゴホッ」
凛がいたからかその後すぐ気を失った…………
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作者名:遊玻 | 作成日時:2022年2月5日 20時