【ヒロアカ】媒介者。【文スト】 (ページ2)

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『今日も今日とて平和、だといいね』

「Aさん不吉なこと言うのやめてもらってもいいですか!?」

『やぁ敦くん生卵が食べたい気分だね』

「いや生卵ってなんですか生卵って」

ソファに寝転んでヒラヒラと手を振ると苦笑いをされる。
敦くん生卵ある？と聞けば食べちゃダメです!!ってかえってくる返事。
死ななくてよかったね、と黒い外套をまとった後輩を思い出しながら目をつぶる。

「徳田！小僧！準備をしろ！そろそろ今日の依頼客が来るぞ！」

『へーい』

「えっと、雄英高校の方でしたッけ...？校長と他プロヒーロー2名、それからオールマイトでしたよね」

『敦くんよく覚えてんね』

「徳田もそれくらいしっかりしていればな...」

『ひっでェ』

10時半ぴったりになるドアのチャイム。

『敦くん応対頼ンだ』

「えっあっはい！こちら武装探偵社です！雄英高校のお方ですね！」

連れられて入ッてきたのは鼠と...鼠？

『愛玩動物』

「鼠ですか！都会にもいるんですね！」

『賢治くん眩しいなァ...』

多分都会だからとか違うと思う。

30分ほどした後呼ばれる私と敦くん。

「徳田、それから小僧」

『ん』
「はい！」

連れられて応接室に入る。

『徳田Aです』

「え、嗚呼中島敦です！」

「校長の根津さ！今回君たち2人に依頼したいのは雄英高校の護衛！今年入ってくる1年のAB組それぞれに入ってもらいたい！」

へー。

ズズっとナオミちゃんの入れてくれたお茶を飲む。嗚呼美味しいなァ。

「なんで僕とAさんの2人なんですか？」

「太宰からの一任だ。理由は知らん、どちらがどっちのクラスに入るか自分たちで決めろ」

『何が違うンですか』

「今のところは決まってないね！」

『良しじゃァ敦くん、ジャンケンでいいか。勝った方がAで、はいじゃーんけーんぽん』

「えっはい!?」

反射で敦くんはグーを出す。私はパー。

『私がAで』
「ぼ、僕がBです！」

「A組担任のイレイザーヘッドだ」
「B組担任のブラドキングだ！よろしくな！」

Bの人熱血すぎて無理。勝って良かッた。

「貴様らには4月から通ってもらう。主な内容等は資料を後で渡す」

「あ、はい！」
『はーい』

失礼しましたーと敦くんを引っ張りだす。
はいを伸ばすな！とかいう国木田さんの声は知らない。