俺じゃ ページ28
雅「ちゃんと付き合ってないってなんだよ？」
「うーーん。話すと長いんだけど…。私と和は遊びなの…」
雅「遊びって…。」
俺は、あなたの背中に手を回して、ｷﾞｭｯと抱きしめた。。
「まぁくん？」
雅「俺ね。Aの事が本当ーーに好きなの。。ニノなんて、やめてよ。」
「……やめたいよ。」
Aの瞳から涙が溢れてきた。
俺の胸の中で、小刻みに肩を揺らして泣いてるA。
抱き締めていた俺の腕に力が入った。
雅「俺じゃだめ？」
「……ダメなんかじゃ」
雅「…ニノは、俺から見ても格好いいけど…」
「格好いいとかじゃなくて…全然頭から離れてくれなくて…」
雅「凄い好きなんだ？」
「うん…」
雅「そっか。ごめん…。でも、もうちょっとこのままで居させて…」
「う……ん。」
雅「こっち見て。」
俺の腕にすっぽりはまってるAが、ゆっくり上を見てくれた。
雅「ﾌﾌﾌ(笑)泣きすぎじゃん？(笑)」
「だって…」
雅「ニノは、正直やめて欲しかったなー。俺が言えた義理ではないけど…。」
それから、二人で朝まで色々な話をした。
凄い俺の事が好きだったって事とか。
ニノと出会って、好きになった事。
もっと何で早く気付かなかったんだろうって悔やんだ。
本当バカだよ。
やっぱり、ジャニーズの人に会って欲しくなかったと思うと同時に、ニノは顔とかじゃなくて二宮和也って言う男をちゃんと見て好きになったAの話を聞いてたら、、
ニノならって思った。
ニノだったら、気持ちに整理も付けられるそんな気がしたの。
ニノも、Aに対してはいつもと違うのかなって感じたから…。
少しだけ、Aの家で寝てから、仕事に向かった。
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作者名：yuri
| 作成日時：2015年5月14日 13時
