あかいろてんち.2 (ページ34)

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赤「は！！さたさん！！！」

いつも通りの時間に起こされ、クリスマスパーティー楽しかったって感想聞かされ、うん、まぁ普通やと思ってた

ツリーの下にあるプレゼントの山見てサンタさん！ってはしゃぐわけないと思ってた

橙「サンタさん来てくれてよかったなぁ」
赤「うん！！！！」

緑「でも、開ける前にご飯な」
赤「えー！！」
緑「サンタさんに返してくんで？」
赤「いやなんていうてへんやんか！！」

慌てて椅子に座りご飯食べ始めるしげ

緑「一緒に開けような」
赤「たのちみ！！」

黄「メンバー皆サンタさんにあげるとしたらって書いとったけど…しげ、何お願いしたん？」
赤「…あ」
橙「そういやそんときしげ仕事やったな」
赤「……あ…」

プレゼント何が欲しいなんて言うてへんかったしげはたちまち涙で目がうるうるに

緑「もーいじめたらんの。しげ？サンタさんは分かってくれとるからな？」
赤「うぅ……泣」
緑「もー笑」

ぽろぽろ涙零しながらご飯食べてる
からかった3人はオロオロしてる
そりゃこんなことでしげが泣くなんて思わへんもんな

赤「ごちちょちゃま…かみた…」
緑「うん、ご馳走様でした。見に行こっか」

神ちゃんの手を引いてプレゼントの元へ

緑「お、これ赤いリボンやからしげのやな」
赤「だいの…？」
緑「せやで！…淳太からやったわ」
赤「じゅぅた…あーがと…」
黄「お、ええよぉぉ？」
緑「開けよか」

しげらしく豪快にビリビリ
中に入ってたのは3人分の夢の国チケット

赤「わ！」
緑「お、よかったやん」
赤「…いっちょいこ？」
緑「うん、ええよ」

桃「しげー！これサンタからやで！！」
赤「さたさん！？」

自分の分のプレゼントもあるってわかった瞬間テンション上がったしげ
サンタさんが誰なんかはメンバー皆知っとったけど、ちゃんと全員分用意されてて大人気なくワチャワチャしながら開けた

淳太にはメガネ
はまちゃんにはルアー
照史にはサングラス
神ちゃんにはピアス
俺にはネックレス
望にはスニーカー

そしてしげには…

赤「らいおん？と…」
紫「お、譜面台やな」
黄「あって困らへんやろうから頼んどいた」
赤「じゅぅた！！すき！！」

ライオンのキーホルダーと譜面台
普段神ちゃんやはまちゃんの譜面台借りてたり床に置きながらピアノやギターを楽しんでいたしげ

赤「おおきなったらかうつもりやってん！」

嬉しそうに神ちゃんとはまちゃんに立て方教わっとる

青「良かったなぁしげ」
赤「うん！！」