貴方に花束を【JW】

。yellow ページ25

最近照史に構ってやれてへん



それが原因ってわけやないねんけど、やっぱり元気が出ない







あいつは寂しがり屋やけど甘え方を知っとる


せやから忙しい時期でもちょこちょこ甘えて来てくれるんやけど




それに比べて俺は…




赤 ｢こんな唇じゃ、彼女もできひんやろ！笑｣









柄にもなくネガティブ思考になってしまう自分自身が嫌いだ



イライラが増していく









黄 ｢重岡！｣









色々チャージできてへんし、コイツにエネルギー取られるし




負の連鎖やないか笑












そんな日常のある日


うちのクラスの人気者、神山がバイトを始めた




挨拶と雰囲気を見るってことをしなかんうちの学校






事務作業の休憩にもなるなってちょっと嬉しかった


それはバイト先の住所を見たからかもしれない











黄｢こんにちは｣



青 ｢いらっしゃい｣









出迎えるのは俺の教え子



二年前、俺が初めて苦労した生徒










あの頃のトゲトゲさやチャラチャラさ(はちょっと残ってるけど)は抜け落ちて、今では立派に店をやってる




藤井なら神山に無茶はしないやろなって一安心









ここのオーナー…元、になるんかな？

詳しい契約内容よぉわからへんけど



藤井がバイトしてた頃のオーナーはホンマにええ人やった










テスト週間は絶対バイトさせへんかったり



行事ごとの理解もある







何よりフレンドリー









そんなとこでバイトしとった藤井やから、大丈夫







自信しかなかった




一応言うけどフラグたてとるわけやないで笑









青 ｢最近はあれやで。重岡くんと望もたまに来てくれるで｣



黄 ｢仲ええもんなぁ｣



青 ｢はまちゃんおる日も来るからその日だけめっちゃ賑やかやねん笑｣



黄 ｢はまちゃんかぁ…めっちゃ懐かし笑 ｣



青 ｢今度先生も来てや笑｣



黄 ｢土日な。｣









緑 ｢…？？？｣









青 ｢俺の3年の時の担任｣







緑 ｢え、そぉなん！？｣









この可愛らしい反応も人気なうちの1つなんやなって



なにより会話が微笑ましすぎて…2人で世界平和目指せるで？ってレベル

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