先生、あのね (ページ7)

今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:25,665 hit

あのね、ページ7

「紬くんいたいた！」

「どうかしたんですか？」

「はいこれ、くるみパン」

「明日の朝ごはんはどうですかね
Aちゃんも喜ぶと思いますよ」

「それもそっか！
Aちゃんに言ってて！」

「分かりました」

「うん、ところで紬くん」

秒で真剣な顔になった監督
何を言われるのかと首を傾げると意外な言葉が監督の口から飛び出した

「 Aちゃんと仲良くなりたい...ッ
紬くんはどのくらいの期間で仲良くなれたの？」

「えっ...と、Aちゃんとは中1の時からの付き合いだから.....4年、？」

「よっ...！！？！？」

「正確には6年かな」

「トテモ長イ付キ合イデスネ」

「でも監督には少しだけ心開いてるように見えましたよ」

「ほんと！？」

「はい」

「もっと心を開いてもらいたい... 」

ぐっと拳を握った監督
一言アドバイスをするなら.....

「目を見て話す、かな」

「目を見て...！！直ぐに逸らされる自信が湧く...！！」

「僕も1年くらい目、逸らされましたけどね～」

「えっ」

監督が石になった