後日談2 ページ42
あれからかなりお酒を飲んだせいで更に酔いが回ってきた。気持ち悪くて外に出たはずなのに、何故またお酒を、と思うものの愚痴を肴に次々と飲み干してしまう。
さすがに錆兎さんも止めるが、勢いに任せた私は止まるどころかお酒を飲むスピードは上がっていく。
『いや、寂しいですよ？もちろん、
忙しいのは分かってるし、自分だってそうだし。
けど、炭治郎あまりにも返信くれないしなんならファンの女の子は炭治郎と遭遇してツーショト撮ってもらった〜！ってインスタとかあげるんですよ！？
私の旦那さんなのに〜〜〜！』
錆｢わかったわかった。
だから少し落ち着け、A｣
大声を出したせいでぜーぜーと肩で息をしていると、窓の外に見知った人物がいた。
大勢の女の子に囲まれている、炭治郎。
その姿を見た瞬間、何かがプツリと切れた。
『私には連絡よこさないのに、呑気に女の子とイチャイチャイチャイチャ…。もう許さない！行きましょ！錆兎さん！！』
錆｢あっ、おい！腕を引っ張るな！｣
お会計を済ませ、外に出る。
と、同時に
竈｢A！｣
女の子たちの黄色い声を無視して私の元に走ってきた。
しかし私は
『…そんなに私と連絡もとりたくないなら、別にいいし』
こんな可愛げの欠片もない八つ当たりをしてしまった。
もちろん炭治郎は何も悪くない。全部、私の嫉妬。私だけを見て欲しいっていう無理な願い。
しかし、炭治郎は
竈｢ごめんな。忙しい、なんていう言い訳はしない。
寂しい思いをさせて悪かった｣
そう言ってぎゅうっと抱きしめてくれた。
その様子を見て、女の子たちは
女の子1｢ええっ、やっぱりAと炭治郎くん付き合ってるって噂は本当なの？｣
女の子2｢あ、そういえば私はこんな噂聞いたよ！｣
ヒソヒソと噂話を始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました。ありがとうございました🙇 (2022年2月5日 14時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 炭治郎愛してる。 (2020年12月15日 0時) (レス) id: 78f3d46834 (このIDを非表示/違反報告)
あず - 素晴らしい作品を最後まで読ませていただきました！私も三人の男の子を育てるママなので、お産の苦しさは痛いほどよくわかります（笑）新作、とっても楽しみにしていますね♪ (2020年11月12日 23時) (レス) id: 10e21233aa (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» コメントありがとうございます！中々更新は気分ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです^^* (2020年11月7日 20時) (レス) id: e4cb92336a (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - 求めていたものでしたっっっ！！ (2020年11月5日 23時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご飴 | 作成日時：2020年10月29日 11時
