長男を嫉妬させたい【続編】【竈門炭治郎】【現パロ】

後日談1 ページ41

炭治郎と結婚して1年。





私たちはマイホームを建てたはいいが、お互い仕事が忙し過ぎてほとんど家に帰れなかった。





炭治郎は映画の撮影ロケの為。私は全国ツアーを回る為。





ほとんど新婚とは思えない1年を過ごした。





そして私はツアー最終日を迎えた。





無事にやりきり、メンバーやスタッフさん達と飲みに来ていた。





私は"あの日"以来、無駄にお酒を飲まないよう心がけていたが、メンバーたちの悪ふざけによってウイスキーのロックやらテキーラのショットやら、強いのを流し込まれていた。





そうしているうちに、猛烈な頭痛と吐き気を催し、1度席を外して外の空気を吸いに行く。





すると、向かいの居酒屋の前に集団がいた。その中に、見知った顔が。




『あれ…錆兎さん？』




元バイト先のバイト仲間だった錆兎さんが、男女複数人の飲み会か何かの集団に紛れていた。





ふと、錆兎さんはこちらを向き、目がバチッと合う。





すると、他の人に何やら伝えた後、私の元へとやってきた。




錆｢…A、だよな？｣




『そうですよ。お久しぶりです〜』





錆｢今と昔じゃあまりにも雰囲気が違ってるから気づかなったぞ。


仕事の方はどうだ？｣





それから私たちは2人で別のお店へと入り、思い出話に花を咲かせた。(もちろん他の人に抜けること伝えたよ！)




他愛ない話を繰り広げていると





錆｢新婚生活は？楽しんでいるか？｣





その質問に一瞬ドキッとした。困ったなぁと頭を悩ませていると




錆｢まさか、もう別れたいなんて言わないよな？｣





『そんなことはないですよ！ただ、お互い忙し過ぎて会えなくて…』




そこから私の愚痴大会が始まった。

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