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9.男の嫉妬は見苦しい(炭治郎side) ページ9

最初こそ料理や飲み物を運びにAたちのいるテーブルを何度も往復したが、落ち着いてきたのか飲み物以外運ぶことはなくなった。




俺は少しの間休憩にいっていて、戻ってくると善逸が真っ青な顔で俺を呼んできた。




我「たんじろぉ…!なぁ、A本当に大丈夫!?」




大丈夫って…




竈「Aに何かあったのか?」




我「いや、さすがに飲みすぎだと思うよ?さっきからAちゃんの席にだけ何度もお酒運んでるんだよ!?なんかでっかい男の人も煽るせいかめちゃくちゃ飲んでる!」




俺は額に手をやり、はぁ、とため息をついた。




でも今俺は仕事中だ。仮に介抱が必要でも、周りに人がいるから大丈夫だろう。




そう、安易に考えていた矢先。見てしまった。




錆「A大丈夫か?少し外の風にあたりに行こう」




『やだぁ…!まだ飲むのぉ』




錆「やめとけ。店長もあんまりコイツ煽らないでください」




宇「おっ、おう。悪ぃな」




錆「ほら、行くぞ」




『無理。歩けない。だっこー』




錆「はぁ。仕方ないな。今回だけだからな」




そんな会話の後、錆兎はAを横抱きにして店の外に出ていこうとする。




バチッ




目が合った。




錆「…あんまり野放しにしてると、奪うからな」




そう言い、フッと笑ったかと思うと店の外へ消えていった。




錆兎と目が合った瞬間。ああ言われた瞬間。俺は殺意にも似たような感情が心の奥底から這い上がってきた。




錆兎がAを好きなのは、薄々勘づいていたが、今ので確信に変わった。そしてもう1つ。




錆兎は隙あらばAを俺から奪うつもりだ。




そう考えると、いてもたってもいられなくなって、俺は動いていた。




竈「男の嫉妬なんて、見苦しい以外のなんでもないのにな」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました。ありがとうございました🙇 (2022年2月5日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 炭治郎愛してる。 (2020年12月15日 0時) (レス) id: 78f3d46834 (このIDを非表示/違反報告)
あず - 素晴らしい作品を最後まで読ませていただきました!私も三人の男の子を育てるママなので、お産の苦しさは痛いほどよくわかります(笑)新作、とっても楽しみにしていますね♪ (2020年11月12日 23時) (レス) id: 10e21233aa (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» コメントありがとうございます!中々更新は気分ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです^^* (2020年11月7日 20時) (レス) id: e4cb92336a (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - 求めていたものでしたっっっ!! (2020年11月5日 23時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご飴 | 作成日時:2020年10月29日 11時

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