長男を嫉妬させたい【続編】【竈門炭治郎】【現パロ】

7.みられていた…？(炭治郎side) ページ7

なんとか付きまとってくる女性から解放してもらい、スタッフたちの待機場まで戻ってこれた。




結局、連絡先が書かれた紙だけ無理矢理受け取るという形となってしまったが、こんなことならあの時きちんと彼女がいると伝えたらよかった。




はぁ、とため息をつきながら戻ると




我｢あ、炭治郎。さっき予約の人が来たんだけどさ、男の人数人と女の人のグループ。そん中にAちゃんいたよ？｣




Aが…？ふと、ポケットにあるスマホを取り出し確認するが、特にメッセージなどもきていない。




我｢そろそろ注文するんじゃ…、って、ほら、やっぱり呼んでる。あそこの席だよ｣




呼び出し番号を確認し、俺は一目散にAがいるグループを目指した。




竈｢失礼します｣




そう言って見ると、男の人の方が圧倒的に多かった。善逸、数人なんて言うからてっきり男は2,3人だと思っていたのに。



でも、特に焦ることはなかった。




錆｢なんだ炭治郎。ここでバイトしてたのか｣




錆兎がいるということは、この集まりはAのバイト先のメンツだ。だから、Aがこの場にいても何ら不審な点はない。




だけど。




竈｢A｣




『…なんですか』




Aは明らかに機嫌が悪かった。いつもならとびきり可愛い笑顔と嬉しそうな匂いをさせて笑いかけてくれるのに




今日はなんだか怒っている匂いと言葉遣いが以前のように戻っている。




『…バイト、ここだったんですね』




ツーンとした言い方。




そう言えば、あの女性に絡まれている時、お客さんが入ってきた気がしたが、まさか、みられていた…とか？




言い訳をしてもあやしまれる。とりあえず、後できちんと説明して謝る事にした。

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