長男を振り向かせたい【竈門炭治郎】【現パロ】

４１．ナンパ(炭治郎side) ページ41

Aを連れて帰ろうとすると、周りから大ブーイングが巻き起こる。




特に、




煉｢炭治郎！酔っ払った女の子2人と抜けるなんて、何かよからぬ事を考えているのではないだろうか！｣




冨｢…お前と2人は危険だからこちらへ来いらA｣





伊｢そうだ。今すぐAをこちらへよこしてお前だけさっさと失せろ。常にお前の事は気に入らなかったんだ。あれだけAに触るなと言っているだろう。だらかお前は…((｣





不｢言い訳はすんな。Aを置いていけェ｣




男子の先輩からのブーイングが酷かった。




この人たちもAを大切にしてるが故に、過剰に反応する。今までだと、なぜこんなに必死になるのか分からなかっただろう。





しかし、これを制したのは意外な人物だった。





『…んもぅ！うるさいです！私は炭治郎と一緒に行くの！』




呼び捨てにされた時は心臓が持っていかれるかと思った。




それよりも、俺と一緒に行くと言ってくれた事に対しての喜びが大きかった。




そんなAの言葉に先輩たちも意外そうな目をして黙り込む。




竈｢ほら、A、行くぞ。夜風に当たって少しは酔いを覚まそう｣




うーん、と唸るAの腰に手を回し、支えながら外に出た。





近くの公園のベンチにA座らせると




竈｢あー、そういや水とか飲んでないよな？近くのコンビニで買ってくるから、ここで待ってるんだぞ？｣





『はぁい』





フワフワとした返事をするAは少し心配にも見えたが、ほんの一瞬だし、と思って急いでコンビニに向かう。




ミネラルウォーターを買って、戻ってみると…




男1｢ねえねえどうしたの？こんな所で1人？酔ってんの？かわいーねー｣




男2｢そのワンピースも可愛いけど、顔も可愛いし胸もでけーし、非の打ちようがないじゃん。俺らと遊ばね？｣





変な男に絡まれてるAの姿があった。

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