長男を振り向かせたい【竈門炭治郎】【現パロ】

３９．泥酔状態 ページ39

飲み会も終盤になった頃。




『あーーーー、もう！本当になんなの！？なんで嫌だって言ってんのに近づくの！？てか誰だよアイツら！！』




申し訳ないことに、私は完全に酔っ払ってほぼ記憶が無くなっていた。どれもこれも悪ふざけを始めた嘴平先輩にショットを何杯も飲まされたせいだった。




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炭治郎side




誰がどう見ても、Aは完全に酔っ払っていた。




でも、うるうるした瞳や若干テーブルに伏せているせいで見える胸の谷間、それに上目遣いのせいでクラっとくるものもある。




俺だって健全な男子大学生だ。よからぬ事だって考える。




って、しっかりしろ！俺は長男だ！これしきの事で理性を持っていかれるなんて情けない事だ！しっかりしろ！




時分を鼓舞してなんとか理性を保っていたのだが…。




『私はぁ、いっっっつも！知らない男の子に遊びに誘われてその度断るのも疲れるんです！！いい加減ほっといてくれっての』




先程からAは同級生から遊びに誘われることについての文句を吐き散らしている。



『ったく、まず誰だっつーの、名を名乗れ、名を！君の名は！！？？』




もう酔いすぎて訳が分からなくなっているみたいだ。




さすがにこれ以上は見ていられないので家まで送って帰ろうと思い、立ち上がろうとした時。




時｢せーんぱーい。あんまり酔ってると男に襲われちゃうよー？｣




いつの間にか、Aの横には時透くんがいて、Aにくっついて話していた。

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