38.酔い ページ38
飲み会が始まってからある程度時間が経ち、だいたいのメンバーたちも酔いが回っていた。
特に酷いのは
我「うううぅぅぅうううう…!なんで俺じゃダメなの!!!????ねぇ!!??俺の彼女になってよぉぉぉぉおおおおお」
『我妻先輩!暑苦しいから離れてください!!』
序盤から飛ばして飲んでいたため、まだ中盤だというのにほぼ酩酊状態の我妻先輩。
この人は酔うと泣き上戸になってしまう。
さっきから私に抱きついてきてなんで彼女にならないのかと問うてくるばかり。
伊「おい、我妻。Aから離れろ今すぐた。今すぐ離れなければ八つ裂きにして…」
甘「もう!伊黒さん!そんな怖いこと言わないで!でも我妻くん!Aちゃんは私のだから離れてぇ!」
あぁ、この2人も酔いが回ってる…。蜜璃ちゃんも飲み過ぎだよ…。
私が呆れていると、グイッと腕を引かれた。
煉「そうだな!あまりAには触れないでほしいぞ!」
いつの間にか煉獄先輩の腕の中にすっぽり収まる状態になっていた。
『あの、先輩!は、恥ずかしいから離して…!』
煉「そうか、恥ずかしいのか!恥ずかしがっているAも愛らしいな!」
『…!』
煉獄先輩は本当にストレートだ。本当に恥ずかしいからできればやめてほしいけど、嫌な気はしない。
そう思っていると、煉獄先輩は私の耳元に顔を近づけ囁くようにして言う。
煉「愛らしいと思ったのは本当だ。君はどんな女性と比べても、比べものにならないくらい可愛らしい」
『煉獄先輩…!それ以上は…!』
照れて真っ赤になっていると
竈「あの、もうAが困っているから解放してあげてください」
また腕を引っ張られ、今度は炭治郎さんの胸に顔が埋まった。そうして、炭治郎さんは私の背中に手を回し抱きしめた。
竈「…大丈夫か?」
『だ、大丈夫なので離してください!』
竈「わかった。だけど本当に嫌だったら嫌だと言うんだぞ?」
『わかりました』
そういうと、炭治郎さんは私を離してくれた。
その時気づいたんだけど、なんでか場がシーンとしている。どうしよう…
胡「…さて、お話が終わったならそろそろコース料理の続きを食べましょうか?」
しのぶさんの助け舟によって、また先程のようなガヤガヤとした雰囲気が戻ってきた。
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霊夢たん! - 26話の時loveじゃなくてlikeって書いてましたよ! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 836bc9f2ad (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます!ガラスの仮面…うちの母が読んでいるところを見たことしかないので内容は知りませんが、面白いと聞きます。同じような事があったんですか、知らなかったです^^; (2020年10月30日 7時) (レス) id: b4be605b57 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - ガラスの仮面ネタを入れるなんて,作者おそろしい子 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 37f7e821a2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ルミナさん» ルミナさんコメントありがとうございます^^ そう言って頂けると更新のしがいがあります!ありがとうございます! (2020年10月29日 23時) (レス) id: 1b8c297c10 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 50票目はいただきだあ!面白いです、頑張ってくださいね(何様やねん) (2020年10月29日 22時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2020年10月23日 14時